高音質と通信の安定性を両立した安くてコスパの良いワイヤレスイヤホンを探している方へ向けて、SoundPeats製の「Trueair2+」の実機レビューを紹介します。「Trueair2+」はVGP2021受賞した「TrueAir2」の後継機種です。
有線イヤホン時代は毎日の通勤で音楽を聴きながら出勤するため半年に一度は断線し、買い替えを繰り返していました。
そんな私もワイヤレスに変えてからケーブルの絡まりや断線も全くなくなりストレスフリーで快適になりました。
本職であるスピーカー設計者としての観点も交えつつ、詳しくレビューしていきます。
結論から言うと、「TrueAir2+」は前作の「TrueAir2」のメリットはそのまま活かし、さらに「ワイヤレス充電」「低遅延モード」「aptX adaptive」の機能が追加されている上位互換モデルになっています。
さらにAppleの純正付属イヤホンからAirPodsに至るまでずっと採用され続けている”バイオセルロース振動板”が「TrueAir2」からも引き継がれ、低歪でクリアな音質に仕上がっています。
今回はワイヤレスイヤホンを探している方へ向けてコスパ最強モデルと言っても過言ではないSoundPeats製Trueair2+を前作の「TrueAir2」と比較しつつ、詳しく実機レビューをします。
・SoundPeatsの最新ワイヤレスモデル「TrueAir2+」の実機レビュー
・カナル型ではなくインナーイヤー型の”外音が聞こえる”イヤホンが好き
価格別での人気ワイヤレスイヤホンは以下で紹介してます。
現在、ゼンハイザーのCX400BTが”半額大セール中”です。
BA型搭載の最新モデル「Sonic Pro」の実機レビューも紹介しています。
SoundPeats(サウンドピーツ)のTrueAir2+の実機レビュー
こちらが外箱になります。白いパッケージに前面にTrueAir2+の外観が映っています。TrueAir2とモデルさんも同じで、少し肌が白くなってる以外はほとんど一緒です。左上にWireless Chargingのロゴシールが貼ってあります。
同梱されているワイヤレスイヤホンのケースは外観は「TrueAir2」とほとんど同じケースで差もわからないレベルです。おそらく共通かと思われます。
SoundPeats(サウンドピーツ)のTrueAir2+の基本スペック
TrueAir2+
TrueAir2+特徴
前作からバイオ振動板を引き継ぎ、低歪
ワイヤレス充電・AptX Adaptive・低遅延モード搭載
外音や電車アナウンスも聞こえるインナーイヤータイプ

音質
通信安定
バッテリー
防水性(IPX4)
・再生/一時停止⇒イヤホンのマルチボタンを2回タッチ
・音量ダウン⇒L側のマルチボタンを1回タッチ
・音量アップ⇒R側のマルチボタンを1回タッチ
・曲戻し⇒L側のマルチボタンを約1.5秒長押し
・曲送り⇒R側のマルチボタンを約1.5秒長押し
・着信受話/通話終了⇒マルチボタンを2回タッチ
・着信拒否⇒マルチボタンを約1.5秒長押し
・通話切り替え⇒マルチボタンを約2秒長押し
Bluetooth コーデックが「aptX」なので、圧縮率は少なめで、より高音質になっています。
コーディックによる圧縮・音質の違い
SBC:音楽視聴の“標準”コーデック
AAC:圧縮率は同じで“高音質”なコーデック
aptX:圧縮率少なめで“もっと高音質”なコーデック
aptX adaptive:圧縮率少なめ&低遅延
aptX HD:ハイレゾ対応の“超高音質”なコーデック
LDAC:ハイレゾ対応の“神音質”なコーデック
つまり、今回採用されているaptX adaptiveは”ハイレゾ以外で最も高音質なコーディック”といえます。
“aptXシリーズ”のコーデックに新しく加わったaptX Adaptiveは、データ転送時のビットレートを可変させながら伝送する技術です。「TrueAir2+」も最新のaptX adaptiveが採用されて、電波の安定性は抜群です!
従来のaptXではビットレートが352kbps/384kbpsに固定されていたため、通信が混雑する場所や時間帯など環境によっては音の途切れやノイズが発生する場合がありましたが、aptX Adaptiveではリスニング環境の電波状況やデータ量に応じて転送ビットレートを280kbpsから420kbpsの間で可変させることで、安定して遅延の少ないオーディオリスニング環境が実現できます。
SoundPeats(サウンドピーツ)のTrueAir2の同梱品・イヤホンは
同梱品は「取り扱い説明書」・「CUSTOMER CARE」・充電用の「USB-C」ケーブルです。
給電部分の端子についているフィルムを剥がすと”赤色に点滅”するのがわかります。真ん中のインジケータの色でバッテリーの残容量がわかります。
手のひらにのせるとこのような感じです。外観はAirPodsの黒バージョンのイメージでVGP2021を受賞した「TrueAir2」と外観差はわかりませんでした。
イヤホンはこのように形は初代AirPodsと似たインナーイヤータイプでSoundPeatsのロゴの「S」がシャンパンゴールド色に輝いておりカッコいいです。
TrueAir2の製品重量は
イヤホンを含めた本体の重量は”38.3g”で、非常に軽量であることがわかります。「TrueAir2」が35gなので、3.3gほど重くなっています。
イヤホン本体の重量は"8.2g"で、アンダー10gの超軽量タイプです。
ノイキャン機能があるとマイクなどの集音が付属する構造上、重くなりがちなので、耳への負担が少ないイヤホンを探してる方へおすすめです。
ケース重量(本体込み):38.3g
イヤホン重量(L・R):8.2g(片耳:4.1g)
※TrueAir2とほぼ同じ重量
SoundPeats製Trueair2+のケースサイズは
ケースは「TrueAir2」と同じで手のひらにスッポリ収まる非常にコンパクトサイズです。ジーパンのポケットにも簡単に収まるぐらい小さいので、気軽に持ち運べます。シャツの胸ポケットにも余裕ではいります。
SoundPeats製Trueair2+のおすすめポイント
ワイヤレス充電(Qi)対応
TrueAir2では非搭載であった、「ワイヤレス充電」に対応しています。イヤホンの充電ケースを載せるだけで充電ができ、ケーブルに縛られません!ワイヤレス充電器は別売りなので、ご自身で揃えましょう。
ゲーム低遅延モード対応
低遅延のゲームモードを備え、約60msと低遅延となり、ワイヤレスながら画面と音のズレを感じないほどに抑えることができます。
フォートナイトでFPSでの敵の足音や、絶妙なタイミングが重要となるリズムゲームなどでの快適なプレイ環境を実現します。音楽やゲームをプレイするシーンにおいてもストレスなく楽しめます。
おすすめのゲームアプリは以下で紹介しています。
前作「TrueAir2」のバイオ振動板を引き継いだクリアな音質
理由としては、大口径のドライバー(φ14.2mm)に”バイオセルロース振動板”を採用することで自然な低音感と音の分離がよい、クリアな音質を実現しています。
イヤホンの中では大口径に分類されるφ14.2mmのドライバーにすることで、低音感を補っています。エッジにはTPUを用いることで、上下振幅の対称性もよく、うまく設計されています。
Appleの純正イヤホンでも使われている”バイオセルロース振動板”音の分離がよくクリアな音質になる特徴があり、最も評価が高い振動板のうちの一つです。
私も過去にヘッドホンのドライバー設計経験があるのですが、音色として個人的に一番好きな音質は”バイオセルロール振動板”です。聴いてみれば他のフィルムタイプの振動板と比べて、音の違いはすぐに違いは分かると思います。
この価格帯でバイオ振動板を採用しているのは、非常に贅沢な仕様とも言えます。
最新のQCC3040を採用し、安定した通信の接続性を実現
前作同様に通信接続の優れたクアルコムチップ"QCC3040"を搭載することで、混雑した街中でも全然途切れません。
さらに携帯から10m離れてもBluetoothの電波が飛ばせるので、ペアリングした携帯を置きっぱなしにしても部屋の中で音楽を自由に聞けます。
外音も聞こえ、耳の圧迫感がない長時間リスニングに適した形状
私は顔出ししていないので、イケメンモデルの写真を載せておきます。
最近は市街地でプリウスのような音がほぼしない車が走っていると気づかなくて危ないですよね。そのような場合でも、TrueAir2+は外音も聞こえるので問題ありません。
イヤホン形状はインナーイヤータイプと言われるイヤーチップが不要な形状になっています。イメージとしては、初代AirPodsをもう少しスタイリッシュにしたようなカタチです。
インナーイヤー型の一番のメリットとしては、イヤーチップが無いので耳への圧迫感が少なく、長時間音楽を楽しめることや周囲環境の変化を感知でき、安全に音楽を楽しむことができる点です。
電車のアナウンスを聞き逃して、電車を乗り過ごす心配もありません。逆に、周囲の音を完全にシャットアウトしないとヤダという方には向きません。もちろん音量をあげれば、周囲の音は聞こえにくくなります。
・イヤーチップが無いため、耳への圧迫感が圧倒的に少ない
・外音(電車アナウンスなど)も聞こえるので、安心感がある
・自然でクリアな音質
■デメリット
・周囲の音が聞こえるので、外音を完全に遮断したい人には向かない
・耳にフィットしていないと激しい運動をすると外れる可能性がある
⇒私の場合、激しく顔を振っても耳から落ちないことは確認しておきました。
\TrueAir2+の発売記念/
まとめ
今回は低価格帯(アンダー5千円)で高音質と通信の安定性を両立した低価格のワイヤレスイヤホンを探している方へ向けて、SoundPeats製Trueair2の実機レビューを詳しく紹介しました。
おすすめポイントでも解説したとおり、高音質・通信の安定性・快適な耳への装着感が抜群という点からコスパ良好イヤホンです。
さらに、「TrueAir2」から「AptX apdaptive」「低遅延モード」「ワイヤレス充電」の3機能が追加されコストはほとんど変わっていないという上位互換機種であることがわかりました。ただし、この新機能は特にいらないという方は全モデルのTrueAir2も音質は同じなので、値段も含めておすすめです。
ワイヤレスイヤホン自体使ったことがないという初心者の方へもコスパが良いので迷いなくおすすめできる入門機です。
前モデル「TrueAir2」のレビューは以下で紹介
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