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現役スピーカー設計者によるお役立ち情報発信ブログ

【ag TWS07Rレビュー】おしゃれでシンプルな女子にもおすすめな高音質ワイヤレスイヤホン

TWS07R

高級イヤホンで人気の日本メーカー「final(ファイナル)」監修のサブブランドである「ag(エージー)」から、2021年1月に発売された完全ワイヤレスイヤホン「TWS07R」の実機レビューを紹介します。

 

ワイヤレスイヤホンってたくさんあって正直どれを買えばいいか迷いますよね。そんな方へイヤホン・スピーカ好きな現役スピーカー設計者のredo (@redohiro)が設計者ならではの視点も交えつつ、わかりやすくレビューしたいと思います。

 

今回紹介するイヤホンの色は3色(黒・紫・クリーム)あるうちのエヴァンゲリオン好きにはたまらない”紫(パープル)”です。agの紫色のイヤホンはこの「TWS07R」なのでかなり珍しいです。

 

結論から言うと、見た目は”粉雪塗装”でシンプルかつオシャレで、音質は”耳に程よい重低音”と”分離が良い中音域を両立したサウンド”にしあがっているワイヤレス初心者におすすめな入門機イヤホンになっています。

 

さらに付加価値として、「ワイヤレス充電」に対応していたり、ポロっと落下しにくいケースもついており、日本メーカならではの心遣いが随所に感じられる完成度の高いワイヤレスイヤホンになっています。

 

 

memo

・final監修の高音質ワイヤレスイヤホン「TWS07R」のレビューを知りたい
・人気のワイヤレスイヤホンの購入に迷っている

 

 

ワイヤレスイヤホン選びに迷っている方へ”価格別”でまとめてますので参考になれば幸いです。

 >>【2021年価格別】人気おすすめワイヤレスイヤホンまとめ21選|イヤホンの選び方も詳しく紹介

 

最新のagのワイヤレスイヤホン「COTSUBU(こつぶ)」は以下でレビューしてます。

redo5151.hatenablog.com

 

高音質を目指す方へ向けて「ハイレゾ」について詳しく解説しています。

redo5151.hatenablog.com

 

オーディオメーカ「ag」とは?

agとは

日本のオーディオブランドfinalを擁するエスネクスト株式会社が大手ブランド向けの受託開発で培った経験を生かして、手の届きやすい価格で実現するブランドとして誕生しました。

 

finalでは今公開中で大人気の「エヴァンゲリオン」とfinalのコラボレーションイヤホンも発売しています。

 

エヴァンゲリオン各機をモチーフにしたオリジナルデザインのイヤホン本体・ケースに加え、オリジナルガイド音声やパッケージ等、エヴァンゲリオンの世界観を随所に感じることができる完全ワイヤレスイヤホンになっています。


agというブランド名は、めったにないという意味の古語「有り難き」に由来しています。

 

ラインナップは大きく分けて、マニアのサブ機としてふさわしい音質の「Kシリーズ」と手頃な価格と使いやすさを求める方向けの「Rシリーズ」の2つに分かれます。


今回ご紹介する「TWS07R」の「R」は可愛らしい、いとおしいの古語である「らうたし」より命名されています。「TWS08R」も同様の意味になっています。

ag「TWS07R」の基本スペック(3色:黒・紫・クリーム)

ag ワイヤレスイヤホン

ag TWS07R基本スペック 
カラー:黒 / 紫 / クリームの3色
通信方式:Bluetooth5.0
コーデック:SBC/AAC
最大連続再生時間 :5時間
最大合計再生時間 (ケース併用時):70時間
充電時間:2時間
防水性能:無し
USB:Type-C
ドライバー:ダイナミック型
付属品:充電ケーブル(USB , マニュアル, イヤーピース( SS,S,M,L,LL )
色は「黒・紫・クリーム」の3色から選べます。どの色もとても可愛らしく、女性に人気のカラーです。もちろん、オシャレな男性にもおすすめです。
 
ag TWS07Rの取扱説明書は下記のリンクからダウンロード可能です。使い方で困ったら確認しましょう。 取扱説明書ダウンロードできます。

 

 「TWS07R」のイヤホン操作 

TWS07R イヤホン操作

本機種は「タッチ式」になります。小さい力でもタッチすれば、反応するタイプになります。

ag「TWS07R」の実機レビュー(外観・デザイン)

TWS07R 付属品

同梱品は「ワイヤレスイヤホン・ケース(500mA)・USB-Cケーブル・シリコーン製イヤーアダプター(S/M/L)・説明書」になります。こちらも必要最低限のパッケージになっています。

 

「TWS08R」のケース・イヤホンの外観は”ag”独自の「粉雪塗装」を採用

ag TWS07R

充電ケースの表面は、「ag」独自の技術を活かし、肌触りが良く、且つ皮脂や汚れが付きにくいオリジナル表面加工「粉雪塗装」仕上げを採用しています。

 

私もいろいろなイヤホンをレビューしてきましたが、この「粉雪塗装」は他で見たことがありません。この独自塗装によって、高級感とオシャレ感がアップするのでとても気に入っています。

 

手触りもよく、指紋もつきにくいため汚れが気になりません。

 

「TWS08R」のケースはポケットにもスッポリ入るコンパクト設計

ag

手のひらに収まるサイズになっており、ポケットにも気軽に収納できます。

TWS07R 端子

ケースのUSB端子は流行りの「Type-C」対応になっており、コネクターの裏表を一切気にすることなく充電ができるストレスフリーなタイプです。

ag「TWS08R」のイヤホン本体の外観

TWS07R ケース

充電ケースを開くとこのようにイヤホンが縦向きに収納されています。

 

充電ケースには、不意のイヤホン落下を防止する「カチッとマグネット」設計を採用しています。イヤホンが「カチッ」とマグネットでしっかりとケースに固定されるため安心です。

 

agのTWSシリーズは基本的にすべての機種でイヤホン収まりの良いケースになっています。イヤホンのおさまりが悪いと充電がされなかったりする場合があるので注意が必要です。

ag TWS07R

イヤホン本体は上品なパープルカラーで可愛らしいデザインです。こちらも「TWS08R」や「TWS03R」などと同等に女性に人気のモデルだと思います。

 

外側には「ag」のロゴが印字してあり、操作の可能なタッチ部分は丸く光る仕様になっています。 

ag イヤホン

イヤホンは楕円型で小ぶりな愛着の持てるデザインです。密閉度が高く低域感のブーストが可能な「カナル型(耳栓型)」のイヤホンになっています。

カナル型の特徴 
■メリット
・耳に適度にフィットするので、豊かな「低域」を再現
・遮音性が高く、ノイズキャンセル要らず
・激しい運動をしても、耳から落ちにくい

■デメリット
・周囲の音が聞こえないので、電車のアナウンスなどを聞き逃しやすい
・耳への圧迫感がある

ただし、耳栓型なので、外音が聞こえにくいというデメリットはあります。カナル型イヤホン全般にいえることなので、このモデルに限ったことではありません。

 

ag TWS07R

イヤーピースを外すと、イヤホンの先端のポートが短くなっているのがわかります。ポートが短いことはポート内での音の反射が少なくなるというメリットがあります。

 

実はこのポートと筐体の大きさによって「ヘルムホルツ共鳴」が生じ、ピーク共振の周波数の位置がかわるので、重要なポイントです。

 

基本的にはイヤホン筐体は大きい方が中に入っているドライバーの性能を最大限に引き出してくれるので良いです。この「TWS07R」は筐体が割と大きめでポートが短い設計なので、音質が良いポイントの一つなのかなと感じでいます。

 

ag Bluetoothイヤホン

手のひらにのせるとコンパクト感が伝わるかと思います。

ag「TWS07R」の装着感・見た目は

TWS07Rフィット感

見た目はシンプルかつオシャレです。大きさもコンパクトで耳から飛び出しません。

 

フィット感は私の耳では「TWS08R」の方が良かったのですが、「TWS07R」もイイ感じでした。

ag「TWS08R」の重量は

TWS07R 重さ

 イヤホンはL・Rの両耳あわせて「9g」とアンダー10gのかなり軽量なサイズです。実際に耳につけてもつけてるのを忘れるぐらいの感覚です。

 

ノイズキャンセル機能がついていない方が一般的には付属する集音用マイクが不要になるので、重量が軽い機種が多いです。

 

意外と知られてないですが、ノイキャンがないことによるメリットも実はあるんです。マイクが余計なトコについてると不要共振がのってしまう場合もありますからね。

TWS07R 重さ

ケース込みで合計「55g」でした。ワイヤレス充電機能がついているため「TWS08R」より10g程度重くなっていました。体感では正直変わりません。

  
ag「TWS07R」は ”ケース・イヤホンは軽量タイプ”

ケース重量(本体込み):55g
イヤホン重量(L・R):9g(片耳:約4.5g)

ag「TWS07R」のおすすめポイント

TWS07R メリット

おすすめポイント 
①「aptX」非対応だと感じさせない適度な低音感と音の分離の良いクリアな中域を両立したサウンド
②見た目がシンプルでオシャレ
③粉雪塗装で”紫カラー”のイヤホンは「TWS07R」だけ!
④ワイヤレス充電対応

agシリーズ全般にも言えますが、本モデルも例外なく、親しみやすく見た目がシンプルでかつオシャレな外観が愛着を持てます。

 

イメージとしては、finalらしい低音よりのチューニングで、無理のない自然でクリアな音質がずっと聞いていられる感覚でした。

 

ドンシャリしすぎるといろんなガンガン楽器が鳴って一時的にテンションが上がり楽しいのですが、正直聴き疲れする場合もあります。

 

このモデルは変に部分的に音を強調しておらず。割と全帯域でフラット傾向な右肩上がりの特性に近い気がします。

スペック比較(TWS03R,07R,08R)

ag スペック

他モデルとの主な違いとしては、TWS07Rは数字のとおり「TWS03R」と「TWS08R」の中間に位置するスペックになっています。

 

個人的には少し中途半端かなとも感じてしまったのですが、高音質・低遅延コーデック「aptX」に対応しておらず「AAC」と「SBC」のみです。ここは「TWS08R」と500円しか変わらないので少し残念なポイントです。また、防水機能も非対応です。

 残念なポイント
・高音質・低遅延コーディック「aptX」に非対応
・防水機能に非対応

USBは今流行りのTypeCでり、ワイヤレス充電にも対応しているのは嬉しいポイントです。「aptX」と「生活防水」が必要な方は「TWS08R」を選ぶことをおすすめします。

 

>>【ag TWS08R レビュー・口コミ】かわいい・音質が良い・安いの三拍子揃ったコスパ最強の完全ワイヤレスイヤホン 

ペアリング方法(iPhoneの場合)

ペアリング方法(iphone
①充電ケース開く
②設定
BluetoothをON
④「その他のデバイス」を選択
⑤「TWS07R
」を選択
⑥「ペア設定をする」を選択

EarFun Air Pro ペアリング

まずはホーム画面「設定」をタップします。

 

EarFun Air Pro iphone ペアリング

Bluetoothをタップし、「オン」にします。

TWS07R ペアリング

「TWS07R」をタップしましょう。僅か3ステップの数十秒で完了しますので、簡単です。

 

まとめ

TWS07R レビュー

今回は「final」監修の高音質ワイヤレスイヤホン「ag TWS07R」の実機レビューを紹介しました。
 
結果として、見た目は”粉雪塗装”でシンプルかつオシャレで、音質は”耳に程よい重低音”と”分離が良い中音域を両立したサウンド”にしあがっているワイヤレス初心者におすすめな入門機イヤホンになっています。
 
 
「ag」のイヤホンは日本製ならではの細かいこだわりがあり、全般的な平均点が高いので、どの機種を購入されても満足できると思います。
 
中でも「TWS07R」は「TWS08R」と同様にデザイン性も高く、ケースに皮脂が付きにくかったり装着感が良かったりと、音楽を聴く前から余計なストレスを与えない点も高評価です。
 
 
ワイヤレスイヤホン選びに迷っている方は以下の記事も参考になるかと思います。