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【南アルプス 鳳凰三山 ドンドコ沢周回コース】絶景 大パノラマ 百名山 鳳凰三山 夏山お勧め登山ルート紹介

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鳳凰三山

こんにちは管理人のredoです。南アルプス初心者にオススメの鳳凰三山をご紹介したいと思います。

今回私も南アルプスの山は初めて登りましたがアルプスという名前がつくだけあってやはり今まで登ってきた山とは一味違う印象でした。

景色も素晴らしく、とても良い経験ができたと思ったので山登り好きな方にはぜひオススメしたい山の一つです。

 

今回ご紹介するドンドコ沢から登るコースは狭い道はあるものの鎖場などもなく、比較的安全に登れる印象でした。絶対ということはありませんので、各自慎重に判断して山登りはしてくださいね。

鳳凰三山は茶色っぽい山肌の多い南アルプスの中で、甲斐駒ヶ岳とともに例外的に花崗岩の白い山肌となっています。また、南アルプスの中では比較的高山植物の乏しい山である点も甲斐駒ヶ岳と共通しています。

地蔵岳の山頂部は地蔵岳オベリスクと呼ばれる巨大な尖塔があり、非常に特徴的です。

鳳凰山の登山ルートは複数あります。青木鉱泉を起点とし、5つの滝を巡って登るドンドコ沢コースや薬師岳を目指して登る中道コース、稜線からの眺めが素晴らしいロングコースの夜叉神峠コース、青木鉱泉の北側にある御座石温泉から登るコース、北岳の登山口にもなっている広河原から登るコース、鳳凰山の東側に位置する甘利山を通って登るコースがあり、それぞれに特色があります。

 

ドンドコ沢コース

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ルート紹介

こちらが南アルプス大満喫コースとなるドンドコ沢コースになります。

ぐるっと一周周回するコースですね。下山には中道コースを使用しました。

こちらのコースはドンドコ沢コースより更に安全なコースになっています。

距離は長いですが足の疲れている下りに使うことをオススメします。

ー紹介ルート(行動時間)ー

青木鉱泉(2時間)→南精進ヶ滝(2時間半)→鳳凰小屋(1時間)→地蔵岳(1時間)→観音岳(20分)→薬師岳(3時間半)→青木鉱泉

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地蔵岳:標高2764m
観音岳:標高2841m
薬師岳:標高2780m

休憩除いて10時間半近く掛かってます。2時間の休憩を挟んで合計12時間半掛かりました。今回日帰りで行きましたが、ドンドコ沢コースを考えている方は余裕をみて1泊2日を推奨します。

青木鉱泉

ドンドコ沢コースの登山口には、釘を使わない挿し鴨居造りで建てられた青木鉱泉と呼ばれる宿があり、明治から続く伝統ある木造建築の雰囲気を味わえます。

山菜川魚料理や馬刺しといった青木鉱泉ならではの手造りの食事付の宿泊や日帰り入浴ができ、駐車場やテントサイト、水場、トイレなど設備も整っています。
住所:山梨県韮崎市清哲町青木
TEL:
青木鉱泉東京連絡所 0422-51-2313
青木鉱泉(現地) 070-4174-1425
営業時間:7:00~21:00(入浴時間)
営業日:
冬期休業 例年11月17日~
営業開始日 例年4月27日~
料金:入浴のみ 1,000円/1泊2食付き 10,500円/素泊まり 6,500円/テントサイト 1人650円(テント泊の方の食事・入浴対応可)
泉質:緑磐泉
駐車場:100台(1日750円、宿泊客は無料)

青木鉱泉からのドンドコ沢の登りは変化に富み沢に沿って滝沿いをぐいぐい登ってゆきます。長い樹木帯を抜けると地質が徐々に変わっていき、ゴツゴツした岩なども現れます。

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五色滝(落差50m)

ドンドコ沢コースは沢沿いを登っていくので様々な滝を見れます。滝フェチにはもってこいのコースですね。

鳳凰小屋では数少ない給水スポットになります。ここで南アルプスの天然水を補給できます!!!とても美味しいです。

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鳳凰小屋で小休止
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鳳凰小屋周辺にはテント場や水場もあります。一泊するなら鳳凰小屋もしくは薬師小屋のどちらかになります。

鳳凰小屋を超えると砂漠の様な砂地が現れ、砂の急坂に足元を何度も取られそうになりますので、自分のペースで慎重に登っていきましょう。

やがて、存在感も圧倒的なオベリスクが見え、気分も高揚してきます。ここではトレッキングポールが大活躍します。

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砂場に足を取られないよう慎重に進みましょう。
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遠方にオベリスクが見えます。遠くから撮ってもまじかに見えるぐらい迫力があります!!

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砂地を登りきると地蔵岳の頂上です。看板の文字が見えにくいですが、地蔵岳です。

名前の通り小さいお地蔵さんの置物ががずらーっとならび神聖な場所に来た様な気分になりました。

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タカネビランジ

鳳凰三山のタカネビランジは、花の色が濃いのが特徴です。白い花崗岩に際立ち美しい
北岳のタカネビランジは「白花タカネビランジ」と呼ばれて、オオビランジの高山型の変種です。稜線沿い砂礫に咲く小型の多年草です。

花期 8月下旬から9月上旬、上亜高山帯ー高山帯に分布しています。

地上ではお目にかかれない花なので、見つけたら写真を撮っておきましょう。

 

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地蔵岳から薬師岳まではアップダウンのある綺麗な稜線です。
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大きな砂場地帯があります。これも不思議な感覚になります。

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観音岳山頂

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地蔵岳薬師岳までの稜線

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ガスっていますが、薬師岳山頂です。ここも山頂は広くゆっくり休めます。

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薬師岳に到着後せっかくなので薬師小屋にも立ち寄り小休止。

 

中道は登りで通ったドンドコ沢と比べても大変歩きやすく、ほぼ危険な道は一切なく安心して下山できました。しかし、下りは果てしなく、雲取山の下山を彷彿させました。やがて、7時をまわると日没で一気に周囲が暗くなり、ベッドライトを使用。

 

熊へも警戒しながら定期的に手を叩くなど、音をたてながら道をひたすら進みます。地図と木の⭕️を目印に何とか8時過ぎに林道へ。

そこから更に駐車場まで歩き続け、結果的には12時間半もかかってしまいました。

 

とはいえ無事みんなで何事もなく下山できた時の達成感は何事にも変えにくいものがありました。

通常他の山では標準CTを大幅に下回って下山できることが多かったため、正直ここまで時間が掛かるとは思っていませんでした。

 

まとめ

 

景色を楽しむには相当健脚な人やどうしても日帰りしかできない人を除いて、一泊二日が最適な山かと思われます。

今回歩き始めも8時過ぎだったので、日帰りする方は余裕を見て登り始めは6時前後をお勧めします。

鳳凰三山は景色の変化にも富み、滝や花や様々な自然にも触れられる絶景登山が期待できるオススメの山です♪