日本のオーディオブランド「final」が音質を監修したS’NEXTの新ブランド「ag」から新たに発売となった完全ワイヤレスイヤホン「COTSUBU(こつぶ)」の実機レビューを紹介します。
「VGP2021 Summerコスパ大賞・金賞のダブル受賞」している人気モデルです。
「COTSUBU(こつぶ)」は音・つながり・使いやすさ、すべて揃った“ちょうど良い”イヤホンとして誕生しました。
イヤホン・ヘッドホン専門店「e☆イヤホン」において7月に発売されてから2週間で早くも売り上げ”1位”となっている人気ワイヤレスイヤホンです。
2020年でe☆イヤホンで最も売れたワイヤレスイヤホンの一つであるag「TWS03R」をさらに軽量・コンパクトにして基本性能から使い心地まで大幅にグレードアップしたエントリーモデルになります。
結論を先にいうと旧モデルからの機能面のバージョンアップ・音質面・Bluetoothの繋がりやすさなど総合点の高いコスパ抜群のワイヤレスイヤホンです。
個人的には、今までレビューしたワイヤレスイヤホンの中でももっとも小型で丸みを帯びていることから寝ながら気軽に聞けるのがお気に入りです。
なかでも「COTSUBU」はイヤホン本体は耳介にすっぽり収まる形状を採用していることで、耳のフィット感がバツグンに良い点、音も低域がでており、バランスが良い点、そしてデザイン面がオシャレで満足感の高い仕上がりになっています。
今回は「COTSUBU」の良い点だけでなく、実際に使ってみて気になる点も正直にまとめました。
- オーディオメーカ「ag」とは?
- ag「COTSUBU」の基本スペック
- スペック比較
- ag「COTSUBU(こつぶ)」の実機レビュー(外観・デザイン)
- ag「COTSUBU」の気になる点
- 「COTSUBU」のペアリング方法(iPhoneの場合)
- 「COTSUBU」の口コミ
- まとめ
・agの最新ワイヤレスイヤホン「COTSUBU」の特徴・口コミ・レビューを知りたい
・有線イヤホンのケーブル絡まりを解決したく、手ごろで人気なワイヤレスイヤホンを探している方
オーディオメーカ「ag」とは?
日本のオーディオブランドfinalを擁するエスネクスト株式会社が大手ブランド向けの受託開発で培った経験を生かして、手の届きやすい価格で実現するブランドとして誕生しました。
agというブランド名は、めったにないという意味の古語「有り難き」に由来しています。
ラインナップは大きく分けて、マニアのサブ機としてふさわしい音質の「Kシリーズ」と手頃な価格と使いやすさを求める方向けの「Rシリーズ」の2つに分かれます。
今回ご紹介する「TWS08R」の「R」は可愛らしい、いとおしいの古語である「らうたし」より命名されています。
finalではさらに大人気の「エヴァンゲリオン」とfinalのコラボレーションイヤホンも発売するなど、多方面でオーディオ商品を展開しています。
エヴァンゲリオン各機をモチーフにしたオリジナルデザインのイヤホン本体・ケースに加え、オリジナルガイド音声やパッケージ等、エヴァンゲリオンの世界観を随所に感じることができる完全ワイヤレスイヤホンになっています。
こちらが現在、私がもっているagのワイヤレスイヤホンです。とても色鮮やかで愛着の持てるデザインになっています。
イヤホンはボタン式とタッチ式の主に2種類に分かれています。今回ご紹介する「COTSUBU」はセンサーのタッチ式です。
もしろんオシャレな見た目だけでなく、音質面にも着目してもらいたいのですが、agのワイヤレスイヤホンは基本すべてfinal監修です。
多少の違いはあるもののどのモデルもしっかり作りこまれた音質に仕上がっています。
ag「COTSUBU」の基本スペック
通信方式:Bluetooth5.2
コーデック:SBC, AAC, Qualcomm® aptX™ audio
最大連続再生時間 :5時間
最大合計再生時間 (ケース併用時):20時間
充電時間:1.5時間
USB:Type-C
ドライバー:ダイナミック型
付属品:充電ケーブル(USB , マニュアル, イヤーピース( SS,S,M,L,LL )
防水:IPX4
スペック比較
スペック表 | COTSUBU |
TWS03R | TWS07R | TWS08R |
Bluetooth | 5.2 | 5.0 | 5.0 | 5.0 |
カラバリ | ![]() |
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コーディック | SBC, AAC,aptX | SBC,AAC | SBC,AAC | SBC,AAC,aptX |
防水 | IPX4 | × | × | IPX4 |
重量 | 片側:3.5g ケース込:38.8g |
片側:4g ケース込:55g |
片側:4g ケース込:46.1g |
片側:4.3g ケース込:41.1g |
再生時間 | 本体のみ:5時間 ケース込み:20時間 |
本体のみ:5時間 ケース込み:17時間 |
本体のみ:5時間 ケース込み:20時間 |
本体のみ:7時間 ケース込み:28時間 |
充電時間 | 1.5時間 | 1.5時間 | 2時間 | 1.5時間 |
充電端子 | TypeC | microB | TypeC | TypeC |
オートペアリング・片耳モード | 〇 タップ式 |
× ボタン式 |
× タップ式 |
× タップ式 |
価格 | 6,480円 | 5,980円 | 7,480円 | 7,980円 |
スペック比較(COTSUBU,TWS03R,07R,08R)
他モデルとの主な違いとしては、「TWS03R」はカラーバリエーションが多いことです。また、操作が押し込み型のボタン式なので、誤作動が少ないという点です。
すこし残念な点としては、充電端子がmicroBタイプであることとワイヤレス充電には非対応です。また、aptXにも対応していません。ただし、実際に音質を聞いた感じでは、もとのドライバーが良いからか音質のバランスは良いと感じました。
「ag」の各ワイヤレスイヤホンシリーズは以下で全てまとめています。
ag「TWS04K」のレビュー(大容量バッテリー&高音質、メタリックボタンが特徴の最上位機種)
ag「TWS08R」のレビュー(高音質・コスパ・かわいいの三拍子)
ag「TWS07R」のレビュー(女子に人気なオシャレに特化したシンプルモデル)
ag「TWS03R」のレビュー(カラバリ多数の最もagで売れたモデル)
「COTSUBU」のイヤホン操作
ag「COTSUBU(こつぶ)」の実機レビュー(外観・デザイン)
同梱品は「ワイヤレスイヤホン・ケース・USB-Cケーブル・シリコーン製イヤーアダプター(S/M/L)・説明書」になります。
ag「COTSUBU(こつぶ)」のケース外観
ケース上面には「ag」と会社のロゴが刻印されています。カラーは茶系の「ブラウニー」です。
充電ケースの表面全体は、ag特有の肌触りが良く、且つ皮脂や汚れが付きにくいオリジナル表面加工「粉雪塗装」仕上げを採用しています。
手触りがとてもよく、指紋もつきにくいため汚れがつきにくいです。
実際に私もいろいろなワイヤレスイヤホンを持っていますが、多くのメーカーで採用されているABSなどの樹脂ケースの場合、時間が経つと傷が目立ってきて気になるんですよね。
COTSUBUのケースなら汚れる心配も少ないので、安心して使うことができます。
裏側にはケースのスペックが記載されています。DC5V、200mAの容量となっています。
COTSUBUのケースは私がワイヤレスイヤホンのレビューをしてきた中でも、TOP3に入るぐらいコンパクトなケースで、手のひらにのせても両サイドがあまるぐらいです。
USBの充電端子は「Type-C」対応になっております。最近は、裏表を気にしなくて良い「USB-C」が主流です。
ag「COTSUBU(こつぶ)」のイヤホン本体の外観
ケースを開くとこのようにイヤホンが収納されています。
今回レビューしているカラーは「ブラウニー」なので、落ち着いた色合いになっています。
充電ケースには、agではほぼ標準搭載になっている不意のイヤホン落下を防止する「カチッとマグネット」設計を採用しています。
イヤホンが「カチッ」とマグネットでしっかりとケースに固定されるためポロっと落とすことがありません。
イヤホン本体はたまご型で丸みを帯びており、上品なブラウニーカラーで落ち着いたデザインです。
「COTSUBU(こつぶ)」のコンセプト通り、手にしたときに「モノ」としての“柔らかさ”や“ぬくもり”が感じられました。
表面には「ag」のロゴが印字してあり、操作の可能なタッチ部分は緑色に光るLEDが搭載されています。
イヤホンは密閉度の高い”カナル型”です。
「ag」ではサイズごとに最適な縦横比(S/M/L)を採用しています。
傘部分と軸部分とで異なる硬度のシリコンを採用しています。軸部分には、耳に触れる部分に比べて硬度が高いシリコンに溝加工を施すことで強度と柔軟性を両立しています。
新しいTYPE E完全ワイヤレス専用仕様では、耳穴の入り口にソフトに装着するタイプですので、異物感がほとんどありません。装着感そのものを最小にすることで”最高の装着感”を実現しています。
・耳に適度にフィットするので、豊かな「低域」を再現
・遮音性が高く、ノイズキャンセル要らず
・激しい運動をしても、耳から落ちにくい
■デメリット
・周囲の音が聞こえないので、電車のアナウンスなどを聞き逃しやすい
・耳への圧迫感がある
上のグラフの通り、密閉度の低いイヤホンだと「b」のような特性になるのに対して、フィット感の高いイヤーピースを付けると「a」のように低域がブーストされます。
低域をブーストすると、バスドラの音が強調されロックやメタルなどの曲に深みが増す反面、ひずみ(THD)が強調されやすいといったデメリットもあります。
デザインはagシリーズで最も人気モデルの「TWS03R」を意識したような楕円型で小ぶりな愛着の持てるデザインに仕上がっています。
イヤーピースを外すと、イヤホンの先端のポートが短くなっているのがわかります。
「COTSUBU」をはじめとして、agのイヤホンは全体的にポートが短いモデルが多く、筐体で生じる不要共振を抑えているのだと思います。
ag「COTSUBU 」の装着感・見た目は
こちらは「ピンク」です。見た目は可愛らしくて、女性にとくに人気です。シリーズ最小とだけあって、フィット感もよくしっかり収まります。
耳へのおさまりの良さに関しては「アジャストフィット機構」を採用していることに秘密があります。
耳のかたちは人それぞれ異なっており、特定の形状で誰にでも最適にイヤホンを保持させることは非常に困難です。
サイズを最小にし、なおかつ保持位置を「縦型」や「横型」に調節可能な「アジャストフィット機構」を採用した形状設計により、高い保持力と快適なフィッティングを両立ています。
ag「COTSUBU」の重量は
イヤホンはL・Rの両耳あわせて「7.1g」とシリーズ最軽量です。実際に耳につけてもつけてるのを忘れるぐらいとても軽いです。
ケース込みでも合計「38.8g」とagのワイヤレスシリーズで最軽量になっています。
ag「COTSUBU」の気になる点
・耳の位置を調整しようとするとタッチセンサーに触れてしまうことがある。
しいていう不満としてはサイズが小さいがゆえに、耳のズレを調整しようと触れると「曲を再生・停止」してしまうことがありました。
特にタッチセンサー方式はボタン式と違って、少し触れただけで反応してしまうのでワイヤレスイヤホン全般に言えることなので、仕方ないとも言えます。
ag「COTSUBU」のおすすめポイント
②カラバリがすべて人気色の7色
③「ag」の中でシリーズ最軽量・小型モデルで寝ながら聞いても耳が痛くない!
ひずみも少なくクリアな音質です。イヤピースがうまくフィットすると低域もしっかりでます。ドライバー口径がφ6mmと小さいながら低音を出すのは意外と難しいんですよね。
ボーカル、ギター、ベース領域である中域のバランスはとても安定感がありました。ピアノも繊細にになります。しいて不満をいうなら高域のハイハットがもう少しクリアに鳴れば良かったなと思いました。
ヨルシカ、ずとまよ、YOASOBI、KingGnu、Yama、優里など邦楽を色々聞きましたがクセがなくどれも自然に聞けました。
「COTSUBU」のペアリング方法(iPhoneの場合)
充電ケースからイヤホンをとりだす
「COTSUBU」の口コミ
#kotoneiro_ASMR
— 髙橋ミナミ(高橋未奈美) (@miiiiiina_cat) July 29, 2021
楽しすぎた3人生配信👂🏻✨✨
いただいたCOTSUBUのSAKURA色と共に明日から生きていきます🌸🌸
皆が好きなのは何色〜?
ダミヘくんとツーショ♡♡♡ pic.twitter.com/eVhKxCZ5xZ
ag cotsubu触ってきたけど、無茶苦茶小さい。
— E宮さん (@m50821757) July 14, 2021
音質もagらしくフラットで、高温の刺さりもなく、聞き疲れしないいい音ですね ag tws04k blackよりかwhiteの傾向に近いですね
カラバリがどれもオシャレで悩むな… pic.twitter.com/aPX8E3bXim
3日前から
— sho@ヘッドホン垢 (@sho75446254) July 19, 2021
目がすごく痛く
日常生活に支障が出るレベルだったんで今日は病院に😅
早速大活躍のcotsubu
片耳運用両方できるのいいねーすごく便利 pic.twitter.com/JBE4W6tRSB
ag COTSUBU
— Auxesia( ˙꒳˙ ) (@Cihnekryroyroom) July 26, 2021
・低域が太く非常に聴き応えある。
・中高域は覆い隠れることなく繊細に鳴っている。
・ボーカル綺麗。歯擦音を殆ど感じなかった◎
・オールジャンル向き。特にテクノは聴いていて楽しい。
COTSUBUという名とはギャップのある元気な音。それ故の大文字表記なのか?( ¯꒳¯ )
#ag #final pic.twitter.com/iSjZIDySj8
まとめ
機能面はもちろん、agシリーズではおなじみのオシャレな外観やケースにも皮脂が付きにくかったり装着感が良かったりと、音楽を聴く前から余計なストレスが無い点も高評価です。
ag COTSUBU
COTSUBUの特徴
発売日からすでに週の売り上げ1位を獲得している人気イヤホン(e-イヤホン)
・「オートペアリング・片耳モード」新搭載!
心地よい「低音」とバランスのとれた自然な音質
・寝ながらでも聞ける超小型イヤホン

音質
通信安定
バッテリー
オシャレ度
ハイレゾに興味がある方へ向けてわかりやすく解説してみました。