今回は2021年の価格別(ロー・ミドル・ハイ)で人気のおすすめワイヤレスイヤホンを紹介します。
最近は街中でワイヤレスイヤホンを付けている人を見かける機会が急増しました。最近はBluetoothの規格・チップの性能もどんどんとあがり、音飛びもせず途切れずに音楽を楽しめるようになってきました。
ワイヤレスだと有線イヤホンのようにポケットやカバンから取り出すたびに絡まったコードを直す作業も不要で、カバンに引っ掛けられたり、断線することも無いので、長期で使うことができます。
ワイヤレスイヤホンのレビュ―・性能評価をしてきた中で、おすすめできると思った商品を順不同で紹介します。一部のイヤホンは実機レビューもしていますので、あわせて検討していただけると幸いです。
- ワイヤレスイヤホンの選び方
- 予算5,000円のコスパ最強の完全ワイヤレスイヤホン5選
- 予算1万円前後で買えるコスパ最強の完全ワイヤレスイヤホン5選
- 予算2万円以上で買えるコスパ最強の完全ワイヤレスイヤホン8選
- ag TWS04K
・ワイヤレスイヤホンの購入を検討中の方
・予算にあわせて価格帯別でおすすめのイヤホンを知りたい
・スピーカー設計者はイヤホンのどこに着目するの?を知りたい
ワイヤレスイヤホンの選び方
まずは”価格”だと思います。予算とほしい機能や性能を決めましょう。
機能としては、いろいろありますが、主に「連続再生時間」「防水機能」「ノイズキャンセリング機能」が必要かを決めましょう。
基本的には価格帯があがれば”音質”も良いし、バッテリー性能も満足でき、ノイズキャンセル機能や防水機能がついています。
防水機能に関しては、意外と安い価格帯でもIPX7程度のお風呂で聞いたり、洗濯しても問題ないイヤホンは結構たくさんあります。
また、アプリで音質調整のできる「イコライザー機能」も値段が高くなる傾向があります。イコライザー機能を優先する方は「SONY」製がおすすめです。
ワイヤレスイヤホンの価格は”ノイキャン”機能の有無で大きく変わる
中でも予算を大きく左右する機能としては「ノイズキャンセリング(ノイキャン)機能」です。
優れた「ノイズキャンセリング機能」が欲しいという方は「AirPods」や「SONY WF-1000XM」あたりの2万円以上の予算が必要となります。
ただし、例外があるように遊び程度の性能でイイもしくは電車のアナウンスは聞き逃したくないから適度のノイキャン機能がほしいという方であれば安いと5000円程度の価格帯でもあります。
「ノイキャン」ほどの予算は無いけど、耳栓のような外音をシャットアウトできるイヤホンがイイという方へは「カナル型」のイヤホンを選びましょう。カナル型のイヤホンは密閉感が高いため長時間の装着は疲れるという方もいますが、”低音”が強調され、外音も軽減できるというメリットもあります。
音質は意外と価格に比例しないが着眼点はある
結論から言うと「音質優先の方は最もイヤホン選びに苦労」します。価格に最も比例しにくい項目といっていいでしょう。ただし、5000円台と2万円台ではさすがに差はあると言わざるを得ません。
どうしてもこだわるという方は秋葉原などへお店に実際に足を自分の耳で確かめてください。
というのも、音の好みは千差万別で私も10年以上スピーカー設計者として様々な音質評価をしてきましたが最も評価に差がでると実感しています。
もちろん一人で音の良しあしを判断するわけではなく上司や同僚・チームメンバー内で試聴会なるものを実施します。ただし、音の出方(低域感があるや高域が刺さる)など音圧の周波数特性上の評価は一致していても好みはまた別の話なんですよね。フラットな音が好きな人もいれば、ドンシャリが好きな人もいます。
音質に関して「歪感(THD)」はチェックの余地あり
しいて言うなら「歪感(THDレベル)が高いか低いか」については実機レビューに書かれている(私の記事にはさりげなく書いています)ことが多いのでそこはチェックする価値ありです。
例えば「籠る」という表現は音の分離度が良くない=楽器が混ざって聞こえるので基本は音質は良くない傾向で、好みがわかれにくい部分です。
私個人の好みとして”歪が少ないイヤホン”に関しては今のところ「ゼンハイザー製のイヤホン」が最もおすすめです。というのも実際に聞いてみて他のイヤホンとの違いがはっきり分かり、スペックにも「THD(歪)」の特性を明記しているのはゼンハイザーさんぐらいだからです。(※回し者ではありません)
振動板の材料が音質のベースを決める(おすすめは紙・PEEK+PU)
音質を最も左右する要因は音の心臓部分をつかさどる「振動板の材料」と「形状」です。
商品の特徴を見るときに私はまずは「ドライバーのサイズ」と「振動板材料の種類」をチェックします。
音質的におすすめ材料は「紙」「PU」「PEEK」の2層振動板です。単層の「PET」「PEN」は耳に刺さりやすい高域が刺さる音が多い印象です。メーカーさんによっては明記されていないので判断が難しいこともありますけどね。
「音質が気になるけどいちいち聞きに行く暇は無いよ!」って方はぜひ私の実機レビューを参考にしていただけると幸いです。振動板の材料情報が公開されているイヤホンは必ず明記しています。
予算5,000円のコスパ最強の完全ワイヤレスイヤホン5選
ag TWS08R
カラー:BLACK / BLUE / CREAMの3色
通信方式:Bluetooth5.0
コーデック:SBC/AAC/aptX
最大連続再生時間 :7時間
最大合計再生時間 (ケース併用時):28時間
充電時間:2時間
防水性能:IPX4
USB:Type-C
ドライバー:ダイナミック型
付属品:充電ケーブル(USB , マニュアル, イヤーピース( SS,S,M,L,LL )
①見た目がオシャレなだけでなく,「final」監修で透明感のあるクリアなボーカルと、低音感を両立したサウンド。肉声に近い、モニター向き音質。
②途切れにくく高音質なaptX™対応
③防水性能IPX4と音質を両立
④最高の装着感
以下で新発売「ag TWS08R」の実機レビューを紹介しています。
Anker Soundcore Life P2 A3919011
・聴き疲れしない、インナーイヤー型
・知名度も高い「Anker」製品
・”防水機能(IPX7)”もついてる
・充電器から取り出すだけで”自動ペアリング”
・外出時の電池切れの心配なし、イヤホン単体で7時間の長時間再生
Mpow M30
・「低音」がよく鳴っているので、ロックが心地良い
・低価格帯の割に人込みの中でも音楽がほとんど途切れない
・とにかくコスパが良い
・”防水機能(IPX7)”もついてる
・見た目がオシャレ
EarFun Free Pro
コーデック:SBC/AAC
最大連続再生時間 (ノーマルモード):7時間
最大連続再生時間 (ANCモード):6時間
最大合計再生時間 (ケース併用時):27 時間
防水性能:IPX5
USB:Type-C
アクティブノイズキャンセリング:対応
外音取り込み機能:対応
ワイヤレス充電:対応
ドライバー:φ6mmダイナミック型
付属品:充電ケーブル(USB , ユーザーマニュアル, イヤーピース( S, M, L )
梱包サイズ:12.8 x 10.2 x 5.2 cm
①「ノイキャン機能(-28dB)」で周囲の雑音を気にせず音楽の世界に没頭できる
②「外音取り込み機能」で事故防止
③ワイヤレス充電対応
④通話機能もクリア(マイク4つ付属)
⑤人込みの中でも音楽がほとんど途切れない
⑥低遅延モードで「動画視聴」「ゲーム」もタイムラグも問題なし
⑦ノイキャン付ワイヤレス初心者にも優しい抜群コスパ
COUMI ANC-860
コーデック:SBC/AAC
最大連続再生時間 (イヤホン単体):7.5時間
最大連続再生時間 (ANCオン):5.5時間
最大合計再生時間 (ケース併用時):41時間
充電時間:1.5時間
防水性能:IPX7
USB:Type-C
アクティブノイズキャンセリング:対応
外音取り込み機能:非対応
ドライバー:φ12.5mmダイナミック型
付属品:充電ケーブル(USB , ユーザーマニュアル, イヤーピース( S, M, L )
①アンダー6,000円で”-28dB”の「ノイキャン機能」付き
②防水も最高水準IPX7搭載でお風呂やトイレで落としても安心!間違って洗濯してもOK
③マイクには環境ノイズキャンセリング機能(ENC)が搭載
④人込みの中でも音楽がほとんど途切れない
⑤ノイキャン付ワイヤレス初心者にも優しいコスパ良好モデル
以下で「COUMI ANC-860」の実機レビュー紹介しています。
SoundPeats「TrueAir2」
以下でTrueAir2の実機レビュー紹介しています。
TrueAir2の後継機種「TrueAier2+」も実機レビューしています。
予算1万円前後で買えるコスパ最強の完全ワイヤレスイヤホン5選
SENNHEISER(ゼンハイザー) CX400BT
「CX 400BT True Wireless」は2020年4月に発売された「MOMENTUM True Wireless 2」からノイキャンなどの音質面以外の機能を削ぎ落すことによって、23,500円(税込)で、MOMENTUMと比べて、1万円以上も安いイヤホンになっています。Amazonでの評価も☆4.5以上の高評価となっています。
「MOMENTUM True Wireless2」は、VGPアワード2019Summer and 2020で金賞を連続受賞した前モデルから、第二世代に進化したモデルになります。CX 400BTにはMOMENTUMと同じ独自開発の7mmのダイナミックドライバーを搭載しています。
SONY WF-XB700
・通信方式:Bluetooth5.0
・コーデック:SBC/AAC
・最大連続再生時間 (イヤホン単体):9時間
・防水性能:IPX5
・USB:Type-C
・アクティブノイズキャンセリング:非対応
・外音取り込み機能:非対応
・付属品:充電ケーブル(USB , ユーザーマニュアル, イヤーピース( S, M, L )
・「EXTRA BASS」を採用し圧倒的な迫力と臨場感でロックなどの低音が重要な曲では特に相性が良い
・左右同時転送で高い接続安定性
・IPX4の防滴仕様
・1日使えるロングバッテリー
AVIOT TE-BD21f(ピヤホン)”ピエール中野”おすすめイヤホン
いわゆる”ピヤホン”とも言われています。迷ったらこれにしておけば間違いないと思います。
低価格帯のイヤホンと比べて圧倒的に音の分離が良いので、リラックスして高音質な音楽を堪能することができます。
EarFun Air Pro
・通信方式:Bluetooth5.0
・コーデック:SBC/AAC
・最大連続再生時間 (イヤホン単体):9時間
・最大合計再生時間 (ケース併用時):32 時間
・防水性能:IPX5
・USB:Type-C
・アクティブノイズキャンセリング:対応
・外音取り込み機能:対応
・ドライバー:φ10mmダイナミック型
・付属品:充電ケーブル(USB , ユーザーマニュアル, イヤーピース( S, M, L )
・梱包サイズ:14.9 x 10.8 x 4.7 cm; 220 g
「CES 2020 イノベーションアワード」の賞を獲得するなど音質とコスパに優れる「EarFun」初のANC対応完全ワイヤレスイヤホンです。
特筆すべきは高コスパの”ノイキャン性能”です。アンダー1万円にもかかわらず、1万円クラス以上の同価格帯では業界最高クラスのレベルで”最大38db低減”となっています。ノイズキャンセリング時にホワイトノイズは抑えられています。
「音質面」はKingGnuや米津玄師、ヨルシカ、YOASOBI、ずとまよと色々聞きましたが、少し低域よりではあるものの、中・高音もバランス良く鳴っています。特にベース(エレキ系)の音は分離してよく聞こえ心地よいです。
以下で詳しく「EarFun Air Pro」の実機レビューを紹介しています。
Taotronics SoundLiberty94
SoundLiberty94は1万円以下で「アクティブノイズキャンセル(ANC)・左右同時伝送・外音取り込みを実現」している発売時点で唯一と言っていい完全ワイヤレスイヤホンになります。
しかも、昨今のコロナ禍では、都内の電車は窓を開けていることが多く、トンネル内を走行するときに大きな騒音も発生します。
そんな時にもこのSoundLiberty94のノイズキャンセル機能をONにすることで、電車内の騒音が大幅に軽減されました。
また、外部音取り込み機能を使えば、市街地で歩いている際に車が背後から迫ってきてもしっかり音を聴きとることが出来るおすすめワイヤレスイヤホンです。
アンダー1万円でおすすめなTaotrinicsのノイキャン機能付きワイヤレスイヤホン「SoundLiberty94」に関して、実機レビューしています。
JBL UA SPORT WIRELESS FLASH アンダーアーマー
予算2万円以上で買えるコスパ最強の完全ワイヤレスイヤホン8選
APPLE AirPods Pro
AirPods Proは低音感あり、音の分離も優れた音質・どんな環境でも音切れの無い安定した通信・周りの音を遮断する優れたノイズキャンセルという点からも最高峰の性能を有しているイヤホンです。
約3万円という決して安い買い物ではありませんが、その分十分満足できる妥協の無い性能となっています。
私自身、今まで仕事柄、何十本もの他社製のベンチマークをしてきましたが「Airpods Pro」は他のイヤホンと比べると別格(特にノイキャン機能)だなと一瞬聴いてすぐ分かりました。
AirPodsがあれば無音世界に浸ることができ、外出先では外音取り込み機能で安全に周囲を気にすることも自由にできます。
ワンランク上の快適な音楽ライフを実現したいと思っている人に「Airpods Pro」はぜひおすすめしたいBluetoothイヤホンの一つです。
以下で詳しく「AirPods Pro」の実機レビューをしています。
APPLE AirPods with Wireless Charging Case
高度なセンサーを搭載しており、耳に付けるだけで音楽を再生、外すだけで一時停止など。わざわざスイッチを押すこともわずらわせないようなスマートな一台です。
AirPodsの音質はAppleらしい音で、すごく良いというより、慣れた安心の音です。
AirPods Pro同様に全モデルのAirPodsもいまだに根強い人気があります。大きな違いはインナーイヤー型であるので、耳疲れがしにくいという点があげられます。
また、ワイヤレス充電にも対応しており、置くだけで正直に楽です。ケーブルを繋げるストレスから解放です。
特にiphoneやipadなどApple製品をよく使う方には相性が良くAirpods Proよりも値段も安いのでおすすめです。
SONY(ソニー) ノイズキャンセリングイヤホン WF-1000XM S
さらに再生時間も最大24時間なので、外出時も安心です。
さらにノイズキャンセリング機能付なので、外部の音はシャットアウトです!音楽に集中できる贅沢なBluetoothイヤホンです。
周りの音を完全に遮断するので、外部の雑音を一切気にすることなく、作業に集中して、音楽を楽しみたい方におすすめします。
SENNHEISER(ゼンハイザー) MOMENTUM True Wireless 2
「MOMENTUM True Wireless2」は、VGPアワード2019Summer and 2020で金賞を連続受賞した前モデルから、第二世代に進化した独自開発の低歪の7mmのダイナミックドライバーを搭載しています。クラシック音楽ととても相性がよく、音の分離が良いので細かい楽器が聞き分けられるほどの音質に仕上がっています。
「音質面・音の途切れにくさ・タッチ操作の快適性」を重視する方へぜひおすすめしたいワイヤレスイヤホンになります。
ag TWS04K
①見た目が可愛いだけでなく,「final」監修で透明感のあるクリアなボーカルと、十分な低音感を両立したサウンド。
②途切れにくく高音質なaptX™対応
③濡らしても安心の防水性能と音質を両立
④最大180時間の音楽再生
⑤モバイルバッテリー機能付き(2600mA)
⑥最高の装着感
Bose SoundSport Free wireless headphones 完全ワイヤレスイヤホン
本体重量:18g
対応コーデック:SBC・AAC
Bluetoothのバージョン:記載なし
ノイズキャンセリング機能:☓
連続再生時間:5時間
防水:◯(IPX4)
充電方法:USB充電ケーブル、充電式収納ケース
更に装着感。これはトゥルーワイヤレスで最重要なポイント だと思いますが、激しい運動をしても落ちないんです!
もちろん防水機能付きでIPX4対応なので安心ですよ。 また、『イヤホンを探す』機能。イヤホンが最後にペアリングした場所を教え てくれたり、イヤホンから音を出すこともできるので 『部屋が散らかっててなくしちゃた』という方も安心です。
簡単に耳からはポロっと外れないので、スポーツに集中しながらクリアな音質で音楽を聴きたい方におすすめです。
HIFIMAN TWS800
⇒数十時間のエージングはしっかりしましょう。事前のエージングをすることで、「低音感」が増します。
②メタリックで高級感ある外観
③豊富なイヤピースで「低音」「フィット感」の調整が自由自在
Jabra Elite 75t
・イコライザーによる音質調整
・サウンドスケープ(波の音など様々な環境音を流すことができる)
・イヤホンを紛失したときに、最後にスマホと接続した場所を確認する
全体的なバランスとしては、低音が強めなので、低音重視の人に特におすすめです。かなりの重低音まで沈み込み、量感もたっぷりです。個人的には、ボリュームを大きくしたときは、低音が出すぎと感じるくらいです。高音の伸びやクリアさは特筆するほどではありませんが、逆に言うと、耳に刺さるようなきつい音でもありません。耳穴にすっぽりとはまり込むような絶妙な形状で、装着感は非常に良好です。
以下でも「買って良かったワイヤレスいイヤホン」としておすすめのイヤホンを紹介しています。
最近流行りの邦楽アーティストを紹介しています。