楽天モバイルが5月13日に発表した新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」で、現在の料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」にある、月額0円で利用できる仕組みを廃止したことが波紋を呼んでいます。このニュースの後から他社のMVNOへ乗り換えしている人が増えているようです。
今回は、楽天モバイルから乗り換えを検討している人やそもそもずっと大手キャリア(docomo、au、ソフトバンク)を使っていてもっと通信費を抑えたい人へ向けておすすめの格安SIM会社と主要7社を徹底比較をまとめました。
近年では政府からも日本の通信費は高すぎると圧をかけられており、その声を受けて携帯会社各社が実際に動いた形になります。まさに、通信費の”大容量低価格戦争の勃発”です。
私は楽天モバイルで音声プランを使っているのですが、月額は大手キャリアの半額以下の値段で収まっています。
月の固定費となる通信費を抑えることは家賃を抑えるのと同じぐらいに大幅な「節約」になります。
準備するものは「SIMフリー対応の携帯+MNP番号」のみで簡単に乗り換えができます。しかし、大手キャリアと違って「格安SIM」はたくさんありすぎて決まらないですよね。
今回は主要MVNO7社(LINEモバイル,UQモバイル,OCNモバイルONE,楽天mobile,mineo,Y!mobile,BIGLOBE)を紹介します。
その中から「おすすめTOP2社」を紹介します。
本記事のターゲット
大手キャリアと格安SIMの大きな違い
まず格安SIMが安いには理由がありますので、もちろん向いていない人もいますので、先に説明します。すでにご存じで必要のない方はここは読み飛ばして、後半で解説するプラン比較表を確認してください。
大手キャリアのメリット
・通信容量がたっぷり使える
・通信速度が速い
大手キャリアのデメリット
大手キャリアのデメリットはやはり「通信費」が高いの一言につきます。毎月掛かる固定費は実はかなり家計を圧迫しています。
大手キャリアのメリットである「手厚いサポート」や「通信容量」は本当に必要でしょうか。高額な費用を払う見返りはあるのかを今一度考えてみると良いかと思います。
また、5年前に契約した私の時と同じように格安SIMは通信速度が遅いのでは?と思っている方もいるかと思います。少なくとも私が使っている「OCNモバイルONE」では現在の契約プランである6GB以内であればサクサクと使えていますので、問題ありません。つまり、うまく速度制限がかかる契約容量内で使えるかがポイントになります。
実際、統計的にも半数以上のユーザーが3GB以下しか使ってないという統計データもでています。
スマホの月間通信量は50%以上が3GB以下――MM総研の調査結果 - ITmedia Mobile
格安SIMのメリット
格安SIMのデメリット
・サポートは大手より劣る。
・店舗契約に向いていない
格安SIMにするかどうかの決め手はズバリ「通信速度制限」を気にするかどうかと店舗契約ではなくネット契約というハードルぐらいです。
自分の設定している通信容量を仮に超えてしまった場合は制限がかかります。
もちろん対策方法はあります。”毎月使う携帯の通信容量を把握し、その容量より大きいプランを選ぶ”ということです。
また、最近ではネット契約に抵抗がない人も増えてきていますが、やはりネット契約に対して一定数、苦手意識がある人がいます。
以下で他社SIMへの乗り換え手順を詳しく解説しています。
節約するための格安SIMの選び方
まずは格安SIMの契約会社は下記を基準に決めましょう。
月に何GB使うか、電話は使うか正確に見積もる。
移動時間が長い人で移動中携帯をよく使う人は5~6GBプランがお勧め
私は普段携帯のアプリで「ポケモンGO」「ドラクエウォーク」を使っています。移動時間は片道1時間ぐらいで、6GBがちょうど無くなります。もちろん家ではWifiにします。ご自身の月に実際に使う容量「+1~2GB」多いプランにしておけば良いと思います。
一方、通勤時間が短く、携帯もたまに見る程度で電車や地図検索程度の使用の人は3GBで十分です。
また、LINE等ではなく電話を利用する人は”OCN”を検討されると良いかと思います。
普段移動中に携帯で「動画」をみるかどうか
移動時間中にYoutubeなどの「動画をよく見る人」は6GB以上は必須
場合によっては7~10GBでも足りないケースが出てきます。また、仮に通信速度制限がかかると動画は遅すぎて見れないと思っておいてください。
余裕をもつなら10GBのプランをお勧めします。このように人それぞれの使い方によってプランが変わってきますので、まずが月に使う容量の把握から始めましょう。
ただし、統計上10GB以上使うヘビーユーザーは2割程度しかいないので、ほとんどがライト勢に当てはまると思います。
格安SIM主要「7社」最安値料金表
まずは各社比較しないと、価格差がどれだけあるかわからないので判断しにくいですよね。おすすめのMVNOを紹介する前に、表にまとめました。
格安SIM | 最安目安料金 | 使用回線種別 | 最低利用期間 |
---|---|---|---|
ワイモバイル | ・音声通話:1,980円 | ワイモバイル | 無 |
・データ専用:1,980円 | |||
UQモバイル | ・音声通話:1,980円 | au | 無 |
・データ専用:980円 | |||
LINEモバイル | ・音声通話:1,100円~ | ドコモ | 有(違約金1,000円) |
・データ専用:600円 | au | ||
楽天モバイル | ・音声通話:1,250円 | ドコモ | 無 |
・データ専用:525円 | au | ||
mineo | ・音声通話:1,310円 | ドコモ | 無 |
・データ専用:700円 | au | ||
OCNモバイルONE | ・音声通話:700円 | ドコモ | 無 |
・データ専用:780円 | |||
IIJmio | ・音声通話:1,600円 | ドコモ | 有(1年間:違約金1,000円) |
・データ専用:900円 | au |
主要7社の料金目安表(※スクロール可能)
基本的には「月額基本料金」と「使用回線(au,docomo,ソフトバンク)」をチェックすればOKです。ほかの細かいサービスはたいした差がつかないので、あまり重要ではありません。
表を見てわかる通り、「LINE MOBILE」と「OCNモバイルONE」がほぼ最安になっています。
ほとんど容量を使わない方は最も値段の安い「LINE MOBILE」と「OCNモバイルONE」のどちらかがおすすめです。
データ通信プランの料金比較表(1~5GB)
格安SIM | 1GB | 3GB | 5GB |
---|---|---|---|
ワイモバイル | 1,980円 | – | – |
UQモバイル | – | 980円 | – |
LINEモバイル | – | 980円 | – |
楽天モバイル | – | 900円(3.1GB) | 1,450円 |
mineo | – | 900円 | – |
OCNモバイルONE | – | 780円 | – |
IIJmio | – | 900円 | – |
1GBはワイモバイル、5GBプランは楽天モバイルしかありません。
データ通信プランの料金比較表(6~8GB)
格安SIM | 6GB | 7GB | 8GB |
---|---|---|---|
ワイモバイル | – | 3,696円 | – |
UQモバイル | – | – | – |
LINEモバイル | 1,700円 | – | – |
楽天モバイル | – | – | – |
mineo | 1,580円 | – | – |
OCNモバイルONE | 1,080円 | – | – |
IIJmio | 1,520円 | – | – |
音声通話プランの料金比較表(10~30GB)
格安SIM | 10GB | 20GB | 30GB |
---|---|---|---|
ワイモバイル | 2,980円 (12GB) | 3,980円 (17GB) | – |
UQモバイル | – | – | – |
LINEモバイル | 3,200円 (12GB) | – | – |
楽天モバイル | 2,960円 | 4,750円 | 6,150円 |
mineo | 3,130円 | 4,590円 | 6,510円 |
OCNモバイルONE | 1,480円 | - | - |
IIJmio | 3,260円(12GB) | – | – |
各社の通信速度の目安
参照:格安SIM通信速度調査 | モバレコ
ソフトバンクの「ワイモバイル」「UQモバイル」の2社が通信速度面では圧倒的に安定しています。値段はあまりきにしないからとにかく通信が早い方が良いよってかたは上記二社から選びましょう。
ワイモバイルはソフトバンクの自社回線を利用しているために、安定した通信速度を維持できています。
おすすめ【UQモバイル】家族割・学割がオトク
UQモバイルは通信速度が早い(高速モード)のが強み
UQモバイルはWifiルーターのサービスも行っており、格安SIM各社の中でも通信速度の速さが最も早い会社の一つです。
高速モードを使えば、ストレスなくネットが使えます。節約モードとうまく切り替えることで、データ容量を調整できます。
月額は抑えたいけど、通信速度は絶対に落としたくない方には強くおすすめします。一方で、サービスはシンプルですが、容量プランの選択の幅が少ないのが欠点です。
さらに「スマホプランR」なら速度制限がかかっても、最大1メガの通信速度になっており、実質Youtubeなどの動画をみても、全くストレス無く見るので、ホントおすすめです!
自分のニーズとあっているか確かめて決めましょう。
UQモバイルは余ったデータ容量容量は翌月に繰り越し!家族割!
3GB 1,980円/月→1480円/月(2台目以降)
9GB 2,980円/月→2480円/月(2台目以降)
14GB 3,980円/月→3480円/月(2台目以降)
2台目以降は安くなります!家族割は2019/10/1から新たに開始されたサービスです。
UQモバイルはキャッシュバックキャンペーンもオトク
UQモバイルでは現在、SIMのみの契約で最大10,000円キャッシュバックキャンペーンも実施中です。このようなお得なキャンペーンと絡めて契約するのがおすすめです。
まとめ
今回は通信費を抑えたい人向けMVNO7社を徹底比較を紹介しました。
普段、携帯をよく使う少しでも通信費を抑えたい方にとっては検討の余地はあるのではないでしょうか。
まだ乗り換えを迷っているなら新プランにあわせて格安SIMに変えることをおすすめします。月額の安さに感動すること間違いなしですよ。