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話題の「5G」のメリット・デメリットを徹底解説|4Gとの違い・自動運転システムへの応用・電磁波の影響

5G

「5G」とは第5世代移動通信システムのことですが、今後「5G」の普及により今後の世の中を大きく変えていく可能性があります。

 

世界で猛威を振るっている「新型コロナウィルス(=COVID-19)」も自宅での遠隔医療を「5G」で実現できれば”クラスター感染”や”医療崩壊”も解決することができます。一方で、需要の有無や基地局の増設、身体への影響などいくつかの課題もあります。

 

今回は「5G」って何?って方へ向けて、CM紹介とあわせて今後私たちの生活を劇的に変えていく可能性を秘めた「5G」について解説します。

 

話題のdocomo 「5G」の新CM「Flash!!!」

 KingGnu-Flash!!!

 

Flash!!!」は2019年に発売されたメジャーデビューアルバム「Sympa」に収録された楽曲です。KingGnuのCMは「飛行機」「車」「チョコレート」など次々とCMタイアップ曲に採用されており、その人気が収まりません。

 

今回のタイアップは、縦横無尽に時代を駆け抜けるKing Gnuという存在と「Flash!!!」が持つ疾走感が、ドコモの「5G」が掲げる「希望を加速しよう」というメッセージにマッチすることから決定したようです。

 

 

「恋つづ」の主題歌であるOfficial髭男dism「I LOVE・・」も解説

redo5151.hatenablog.com

 

「KingGnu」をよく知らない方はこちらで紹介

redo5151.hatenablog.com

 

 5Gで何が変わるのか・4Gとの違いは?

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4G-5G比較

 

5Gの通信速度は4Gの20倍、遅延速度は10分の1、同時接続数は4Gの10倍です。例えば、4Gで1分かかるデータのダウンロードも、5Gでは6秒で完了するイメージです。

 

「5G」では「4G」に対して通信に関して今までより更に「高速」「低遅延」「多数同時接続」が実現できます。

 

テレビの4Kや8K、AR・VRなどの「高解像度」の映像や「低遅延」での自動運転技術や遠隔技術の向上や「多数同時接続」により家電と通信を結ぶIoT・スマートシティの普及も実現可能となります。

 

大容量・高速通信を可能とする「5G」は自動運転技術向上にも繋がる

自動運転

自動運転技術とはその名の通り「ドライバーが運転せずに」システムが自動で運転する技術のことを指します。

 

今自動車業界は数十年プランとして完全な自動運転技術を目指して各社技術の開発に力を注いでいます。モーターショーなどの車の展示会に足を運ぶと必ずと言っていいほど自動運転技術に関する情報を耳にします。

 

自動運転には大きく分けて3種類あります。

・安全運転支援システム
・準自動運転支援システム
・完全自動運転システム

 

安全運転支援システム

緊急自動ブレーキ技術は、この安全運転支援システムの一つです。ドライバーへの注意や、加速、制動、操舵などをシステムが操作します。

 

準自動運転支援システム

システムが加速・制動・操舵の操作を一度もしくは全て行う技術のことです。例としては、追従・追尾システムや準自動パイロット技術、自動パイロット技術などに当たります。現状では人などの障害物の少ない「高速道路」や「サーキット」ではこのレベルの技術は一部実現できてきています。

 

完全自動運転システム

加速・制動・操舵などの全ての操作において、システムが行います。つまり、ドライバーが運転しない状態であり、完全自動運転車などが該当します。

 

実用するには、多くの課題もあり、障害物に対する動作システムの精度や通信の安定性や速度、カメラ認識などが重要となってきます。

 

完全自動運転システムを実現するために重要となってくるのが「5G」です。例えば、ドライバーが運転していない状態でシステムを動作させるためにはその指令を通信を使って行う必要があります。

 

通信が「低速度」「容量不足」の状態では大事故にも発生しかねません。そこで「5G」を活用することで、タイムラグを解消することができます。また、自動運転技術にはAIによる学習機能も必要不可欠です。

 

例えば、予測不能な障害物に遭遇した場合に「避ける」「停止する」などの動作を瞬時にしなくてはなりません。そこで、インターネットに接続し、多数のマスデータを5Gを使い、迅速かつ効率的に活用することで、自動運転技術の向上も実現可能となります。

 

車をインターネットに接続すれば、車の中でiPhoneを操作するような感覚で多くのサービスとの連動も期待されます。サービスが複雑化していけば、さらに大容量、高速通信が必要不可欠となりここでも「5G」が活躍します。

 

スポーツ観戦時には「5G」で「多数のアングル切り替え」なども可能!

5G

例えばサッカーでは現在のテレビ中継では「上空からのアングル」がほぼ全てになっていますが、5Gを活用すれば、「選手の目線」で映像を映したり、全方位の立体スクリーンで様々なアングルから臨場感溢れる映像を見ることが出来るようになります。

 

AR技術も活用し、タブレット端末などと連動することで、リアルタイムでタッチパネルを使って、視点を切り替えたり、選手や得点、ボール支配率などの情報を確認することも可能になります。

 

ディスプレイもタブレットの大きさに限定されずテレビ画面上でも同様のことが可能になります。

 

「5G」の遠隔医療で病院内のクラスター感染や医療崩壊も防げる!

遠隔医療システム

最近では「新型コロナウィルス(=COVID-19)」が世界中で猛威を振るっており、イタリアではついに死者が3400人を超えてしまいました。

 

さらに、イタリアでは感染者が4万人を超え、医療崩壊寸前になっています。致死率も8.3%と、中国の4%よりもはるかに高い数字となっています。

 

しかし、本来なら感染者の1%前後に収まるはずの致死率がこれだけ上昇してしまう最も大きな原因の一つとしては、「無症状感染者」や「軽症者」が気軽に病院を訪れ、医師や看護師に感染させてクラスターが発生、重症・重篤患者の数が医療資源を上回る”津波”現象が起きるからです。

 

「5G」が普及し、精度高く、遠隔医療が受けられるようになったらどうでしょうか。

 

自宅で診断してもらえるので外出しなくて良いのでクラスターを防ぐことが可能です。そのため、まずイタリアのように爆発的に感染者が急増することを防げたかもしれません。

 

患者は自宅で療養できるので病院でのベット不足も解消され医療崩壊」を起こすことがまずありません。一部の重症と判断された患者のみが病院に入院するシステムも可能です。遠隔医療専門医師をつければ医師も自宅から診断が可能となり負担も減少することができます。

 

スマートフォンウェアラブルウォッチなどを活用して、血圧、体温などの診断に必要な情報を送り、テレビ電話で診断することも可能です。

 

 

redo5151.hatenablog.com

 

5Gの課題

基地局の設置コストやニーズに対する懸念

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一方で、直近での超高速通信を必要な活用シーンが描けていないという課題も残っています。先に述べたサービスを個人がどこまで必要とするのか(本当に実現可能なのかも含めて)という課題もあります。

 

特に「自動運転」もまだ技術としては一般道での走行までには至っておらず、発展途上なのであと5年~10年は最低でもかかる見込みです。「遠隔医療」に関してもルール決めや実務レベルへの落とし込みの議論が十分ではありません。

 

2番目の課題としては、「5G」では既存の周波数帯ではなく、28GHz帯などの新しい周波数が必要になります。NRの基地局は都市部を中心に設置されることになっていますが、電波が届きにくい特性もあります。つまり、都市部在住の人のみが利用でき、地方在住者は利用できない地域がでてくる恐れもあります。

 

高周波を増幅するための半導体もシリコンでなくガリウムヒ素を使うなど、通信端末に搭載するアンテナも異なっています。NR対応の通信端末は「高コスト」で「大型」となり、販売が伸び悩むことも想定されます。

 

見合った経済効果を呼び起こせるかという課題も無視できません。仮に「5G」でNR対応基地局を整備しようとすると、設置箇所は大幅に増えます。

 

「5G」サービスを我々が利用しようとすると携帯端末は「高額」になり、通信費ももちろん増えるので、月額の通信費用も今より確実にあがるでしょう。月の通信容量が3GB程度しか利用しない「格安SIM利用者」にとってはコスト面で不利に働く可能性が高いです。

 

5Gデータが普及すれば大容量データを扱うコンテンツも増えます。そのサイトにアクセスした場合、必然的に通信容量も増えるので、数分間「5G」のコンテンツを利用しただけで数GBという容量が消費されることに想像は容易いです。

 

5Gの健康被害への懸念

また、電磁波の身体への影響の懸念もあります。よく携帯電話は電磁波を使っているから長時間耳に充てての電話などは身体によくないという話を聞いたことがある人もいるかと思います。

 

カリフォルニア州公衆衛生局によるガイドラインでは具体的に電磁波の防止法が挙げられています。

・携帯電話をできるだけ体から離す。1m離すだけでも効果的。
・通話の際は携帯電話を頭に近づけることを避け、スピーカーフォンやヘッドセットを利用する。
・携帯電話はポケットではなく鞄に仕舞う。使用しない際は機内モードに設定する。
・夜寝るとき、枕元に電源の入った携帯電話を置かない。

 

しかし、現状では携帯電話の使用と、がんなどの健康問題を関連づける決定的な証拠は見つかっていません。それでも不安が払拭されないのは、関連がないとする決定的な研究結果もまた出ていないからです。

 

電磁波の影響しかり、マスクの効果しかり、人間の生活も複雑化している現代で、多くの実験や複合的な条件の中から決定的な有意差を見出すことは容易ではありません。

 

「5G」はスイスでは健康懸念で使用停止になっています。

5G、スイス政府が健康懸念で使用停止 英紙報道、他国に影響も - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト

 

また、スイスの他にもイタリア、ベルギー、イスラエル、オランダ、カリフォルニア州ニューハンプシャー州マサチューセッツ州オレゴン州での5Gの導入を遅らせるための措置がとられています。

 

「5Gの健康リスク」に関して紹介されています。

Is 5G Worth the Risks? - CounterPunch.org 

 

High exposure to radio frequency radiation associated with cancer in male rats | National Institutes of Health (NIH)

 

5Gから放射される「RF放射線」は低被ばくや短被ばくでも有害であり、大人や子供よりも子供や胎児に急速に悪影響を与える可能性があると記載されています。

 

また、調査結果の中には、RF放射線は「発がん性」の懸念があり、DNA損傷を引き起こし、受胎能と内分泌系に影響を与え、神経学的影響を与えるとの研究結果もあるようです。

 

現状では「5G」はコンテンツのニーズの割に健康上の懸念を完全に払拭できずに、賛否両論となっています。

 

 
こんな読者におすすめ

・いま話題の5Gについて、ざっくり知りたいという方
・自分たちの業界にどんな影響があるのか知りたいビジネスパーソン
・先端テクノロジーに関心のある読者
・自社の経営に生かしたい経営層
・ICT、通信、システム担当者

 

 まとめ

 

 他にも携帯電話の料金の節約術などを紹介

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