次世代のロックシーンを担っていく代表ともいえる「秋山黄色」の勢いが止まりません。
作詞・作曲・歌に留まらずイラスト制作や映像などマルチに才能を発揮している天才肌であることから、米津玄師さんと時折比較されることもあるようです。
秋山黄色はネットカルチャー発のアーティストとして、代表曲である「やさぐれカイドー」が音楽サブスのSpotify内のユーザー間での口コミにより再生回数を獲得したバイラルチャートで2位も獲得している実力者です。
私が初めて秋山黄色さんの「モノローグ」を聴いた時は邦ロックならではの力強いギターリフと、時折見せる「繊細かつ伸びやかな歌声とエモーショナルなメロディ」に衝撃を覚えました。
夏フェスなど「ライブで生で絶対聴きたい!」とも強く思いました。ライブで間違いなく盛り上がりそうな数々の楽曲があります。
ネットカルチャー発とはいうものの「米津玄師」「ヨルシカ」などとも異なるスタンスで、ボーカロイドとは対極を感じさせるロック色の強い個性派アーティストです。
今回はそんな今注目されている「秋山黄色」のおすすめ曲を紹介します。
・秋山黄色のプロフィール・魅力を知りたい
・秋山黄色のおすすめ曲に興味がある
・おすすめな今流行りの邦楽ロックを探している
秋山黄色のプロフィール
秋山黄色は1996年3月11日生まれの栃木県宇都宮市出身の男性ソロアーティスト。
宅録/DTMから始まったネットカルチャー発のアーティストでもあります。黄色は本名ではなく元々本人にとっては「嫌いな色」とのこと。
作詞・作曲・歌に留まらずイラスト制作や映像など多岐に渡り手掛けているアーティストです。
中学時代にアニメ「けいおん!」に影響を受け本格的に音楽活動(ベース)を始める。高校1年の頃には軽音学部に入るもののバンドは組まず、ベースを続けながら、ギターの練習にも明け暮れた。
祖母が拾ってきたガットギターを手に、スピッツの「チェリー」をカバーしたことが曲作りへ繋がり、自らのオリジナル曲も作曲。
さらに、パソコンを使った楽曲制作(DTM)を始め、ニコ動などのネットに動画を投稿し、多くのリスナーに周知されるきっかけとなった。
専門学校を中退し、フリーターとなり、2017年からは地元の宇都宮と東京でライブ活動を精力的に始める。
2020年には火曜ドラマ「10の秘密」で主題歌「モノローグ」を担当。さらに同年3月に1stフルアルバム「From DROPOUT」をリリースし、メジャーデビューを果たす。
秋山黄色さんも影響を受けている”米津玄師”の最新アルバム「STRAY SHEEP」も紹介
秋山黄色を知らない方へ
秋山黄色ーモノローグ
秋山黄色を知らない方はまずはこの曲を聴いてみましょう。火曜ドラマ「10の秘密」の主題歌にもなっています。
・暗さから明るさへ繋げるストーリー性を感じる歌詞が魅力
・ピアノからエッジのよく効いた突き抜けるギターリフが特徴的
THE FIRST TAKEで「モノローグ」の一発撮りも
秋山黄色ーモノローグ/THE FIRST TAKE
「THE FIRST TAKE」は一発撮りのパフォーマンスを鮮明に切り取るYouTubeチャンネルで、秋山黄色さんも「モノローグ」を一発撮りしています。
個人的には「THE FIRST TAKE」のモノローグの方が秋山黄色さんの”個性”が強く出ていて好きです。
秋山黄色さんの歌声を聴いてもらえばわかる通り、力強さと繊細さを融合した歌声が秀逸です。
秋山黄色の魅力は?
YOASOBIやヨルシカ、ずとまよ(ずっと真夜中でいいのに。)などをはじめとした 「ネット発」から広いフィールドへ躍進していくという点で共通する「米津玄師以降」ともいえるアーティストたちが今、若者を中心に人気となっています。
その中でも「秋山黄色」は他のネット発歌手とも少し音楽性やスタンスが異質を放っており、その新鮮さが若者の共感をえています。
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魅力その1:秋山黄色の特徴的な「歌声」
秋山さんの魅力の一つは特徴的な「歌声」です。力強さと繊細さを融合し、ハスキーさも兼ね備えた歌声が多くのリスナーを魅了しています。
特に「猿上がりのシティーポップ」や「やさぐれカイド―」を聴いてもらうと分かりやすいですが、抑揚のある多様な声色をもっているのが感じ取れます。
最初の出だしの少し力の抜けた低い声からサビに掛けての「ハイトーンボイス」に聴き惚れた人も多いです。
エモーショナルでかつ声が繊細な人が多いネット発のボーカルのなかで、腹から出した伸びやかで色気のある声はとても魅力的です。
魅力その2:秋山黄色の個性的な「ギターリフ」
秋山黄色さんのギターリフも際立っています。中でも「やさぐれカイドー」はかなり特徴的です。
ハーモニクスやカッティングなど打楽器のようにメロディを鳴らしていたりと巧妙にロック感を出しているのもカッコよく、聞いていて、とても心地よいです。
秋山さんの奏でるロック感満載のギターリフやメロディに聴き惚れた邦ロック民も多いのでは無いでしょうか。
魅力その3:若者に共感をえる歌詞
秋山さんが当時バイトを続けながら曲作りに勤しむ生活の中で生まれた様々な感情が各楽曲の歌詞に散りばめられています。
一般企業へと就職していく地元の同級生と自分との間に感じるギャップや挫折感を巧みに描く歌詞に、同じ境遇である若者の心をグッと掴んでいます。
・抑揚のあるギターリフや秀逸なメロディ
・専門学校時代に感じた挫折感を歌詞にのせた様々な感情が多くの若者の共感を得ている
おすすめ人気曲ランキングTOP3
おすすめ曲1位「Caffeine」
秋山黄色ーCaffeine
・ギターのリズムが中毒性あって心地よい
・こういうリズムを聴くといい意味で「SPEC」を思い出す
・秋山黄色の歌声がエモさを絶妙に引き出している
・He actually wants coffee but he accidentally grabbed the lemonade, coz he can't see anything with that hair
・前髪長くてコーヒーとレモン間違えちゃったんだね
おすすめ曲2位「猿上がりシティーポップ」
秋山黄色ー猿上がりシティーポップ
・パワフルで、疾走感が聴いていて心地良い
・歌詞は切なく、人間の弱さや適合できないエモさが描かれている
・情緒的である一方で元気づけてくれる楽曲
“猿上がり”ってのは、“族あがり”みたいな意味で。自分たちは猿とそこまで変わらないよねっていう意味合いと、科学的な根拠はないけど人類は猿からってことで。地元が嫌いだって曲なんです。音楽やってると地元を大切にする節があるじゃないですか?でも、就職してなかったのでバカにされてきたんですよ。変な同調圧力もあって。“シティーポップ”には、自分の好きな街を探しに行こうって意味を込めています。
引用:公式HP
「look for city pop」の歌詞には「自分の好きな街を探しに行こう」という意味が込められています。
おすすめ曲3位「アイデンティティ」
秋山黄色ーアイデンティティ
・『約束のネバーランド』Season2のオープニングテーマ
・0:32_ 「時計の秒針」の歌詞でこの映像の表現天才じゃない???
・0:03_人類遺伝子保管計画 子供を施設に隔離へ。子供たちの記憶を消す 政府の判断に批判の声
・初めて秋山黄色と目が合った
秋山黄色のこの曲に関するコメント
アニメ約束のネバーランド第2期のOPテーマを担当させて頂きます。連載当初から大好きで読んでいたのでとても嬉しいです! 普段から楽曲を作る上で漫画やアニメから受けている影響は計り知れないのですが、この作品は色も匂いも在り方も、確かに僕自身の一部になっている気がします。真っ向から向き合って作ったので、僕も作品の一部になれていたら幸いです。エマ達の紡いだ物語は、まるですぐそばの事のよう。閉め切った部屋で見ているのに、いつも風が吹いてるみたいです
秋山黄色さんらしい、アップテンポでテンポの良いロックが聞いてて心地いいですね。MVもまるで映画を見ているようで、カッコいいです。
おすすめ曲4位「やさぐれカイド―」
秋山黄色ーやさぐれカイド―
・秋山黄色の初配信シングル
・2020年を代表するアーティストになること間違いなし
・ハーモニクスやカッティングなど打楽器感がカッコいい
・ハスキーかつロック・ロックしていて夏フェスで聴きたい
もともと友達とバンドで遊ぶために作った曲で、今回レコーディングしたバージョンはいろいろやってるんですけど、YouTubeにもあげている宅録デモ版ではドラムが1個のビートと1個のフィルしか使っていないんです。友達が叩けるビートがそれだけだったので。ベースラインもそういう感じの発想。僕だけギターでちょっと難しいことをするっていう。当時現状できるマックスがこの曲でした。歌詞はけっこう後付けで、タイトルは当時やってたバイトの帰り道に俺がやさぐれていたことからですね。
引用:公式HP
おすすめ曲5位「サーチライト」
秋山黄色ーサーチライト
テレビ朝日系土曜ナイトドラマ「先生を消す方程式。」の主題歌のために書き下ろされたこの曲は「モノローグ」に続くタイアップ曲。
不穏な演出と衝撃的な展開で話題を集める学園ドラマを彩る、真っ直ぐなバンドサウンドで駆け抜ける情熱的なロックナンバーになっています。
まとめ
フルアルバムもまだ「From DROPOUT」の1枚のみと、伸びしろ満点の「秋山黄色」。
時折、見た目なのか声なのか、もしくはネット発だからなのか「米津玄師」さんと比較されることもあるようですが、私個人としては天才肌という共通点以外は全然被ってません。
2019年次世代ブレイクアーティストとして、King Gnuと共に選出されており、今後の活躍も楽しみです。
今の勢いが続けば、今後CMタイアップ曲やドラマの挿入歌も一層増えていくことは間違いないでしょう。
まだ、私達は秋山黄色の序章しか見ていません。これからの”進化”が楽しみなアーティストです。
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