redoブログ

現役スピーカー設計者によるお役立ち情報発信ブログ

【HIFIMAN Svanar Wireless LEレビュー】「Svanar」から約40%オフで生まれ変わったヒマラヤDAC搭載のワイヤレスイヤホンが上陸

SVANAR WIRELESS LE

HIFIMANから待望の新作ワイヤレスイヤホン「Svanar Wireless LE 」が12月8日についに発売となったので、早速実機レビューを紹介します!

 

今回ご紹介する「Svanar Wireless LE 」は端的にいうと先日発売された最上級モデル「Svanar Wireless」では値段的に手が届かないユーザーにも少しでもHIFIMANの力作である「Svanar」の上品な音質を届けるべく開発された廉価モデルになります。

 

もちろん値段は廉価モデルですが、性能はほぼ「Svanar」を踏襲した渾身のモデルになります。

 

「Svanar Wireless」との性能面での主な違いはコーディックが「LDAC非対応」であることとドライバー筐体の一部がカーボンから「プラスチック」に変更されている点が挙げられますが、ノイズキャンセリング機能はもちろんのことDACや内蔵スピーカは同じ性能のモノが採用しているという贅沢仕様です!

 

私もじっくり試聴しましたが、十分に「Svanar」の音質を体験できる商品になっており、「Svanar Wireless」が79,860円に対して、「Svanar Wireless LE 」が47,190円と約40%OFF価格となっているので、おトクとしか言いようがないオーディオマニアにぜひおすすめしたいイヤホンです!

 

しかも約30万円相当のヒマラヤDACも内蔵しているというコスパ抜群の上位モデルです。

 

今回はこのHIFIMAN JAPANの新ワイヤレスイヤホン「Svanar Wireless LE」の実機レビューをしていきたいと思います。

 

 

オーディオメーカ「HIFIMAN」

HIFIMAN JAPAN

HIFIMANは、Fang Bian氏がニューヨークで2007 年に創設した会社であり、早くからハイレゾオーディオの重要性に着目したオーディオ企業のひとつです。

 

HIFIMANはその功績が広く認められ2019年から一般社団法人日本オーディオ協会の会員となっています。

 

HIFIMANの製品はオーディオマニアを熱狂させたHE5平面駆動型ヘッドフォンを始めとして、高性能ヘッドフォンとポータブルオーディオを最も多く開発したメーカーのひとつとして認知されています。

 

毎年新しい平面駆動型ヘッドホンを次々に発表しており、ヘッドホンオーディオマニアの中でも高い支持を得ています。

HIFIMAN 「Svanar Wireless LE 」の基本スペック・同梱品

Svanar Wireless LE HIFIMAN

パッケージの中にはケースとイヤホン本体の他「USB-Cケーブル」と「イヤヒース」が同梱されています。

 

イヤピースはウレタンフォーム系の低域重視のSサイズ2仕様の他シリコンラバータイプのSサイズ1種類に加えてMサイズが4種類とかなり豊富になっています。

 

音質を気分によって変えられるのでとても良いですね。

 

基本スペック 
ドライバー:トポロジーダイヤフラム
周波数:10Hz-35KHz
Bluetooth:5.2
再生時間(HIFIモード):4時間
再生時間(ANCモード):6時間
再生時間(通常モード):7時間
ANCノイズリダクション:35dB
重量(充電ケースのみ):83.7g
重量(イヤホン1pcs):8g
防水性能:IPX5
本体重量:432g

Svanar Wireless LE 」の実機レビュー(外観・デザイン)

Svanar Wireless LE HIFIMAN

こちらが「Svanar Wireless LE」のケースです。ケースは上位機種「Svanar Wireless」と同じサイズであるものの、色がブラック⇨ブラウンに変更され、材料もカーボン⇨プラスチックになっています。

 

こちらは好みの違いなので使用上は全く問題なく、むしろ私はブラウンもシックな感じでとても好きです。

 

ダイヤモンドの指輪でも入っているかのようなとにかくカッコいいケースはいつ見てもたまりません!

 

Svanar Wireless LE HIFIMAN

イヤホンはメタリック基調で外観もゴツすぎずスタイリッシュな形をしており、高級感あふれる外観です。

 

こちらもデザインは上位機種の「Svanar」とほぼ変わりません。

 

Svanar Wireless LE HIFIMAN

Svanar Wireless LE HIFIMAN

耳道側のブラックの筐体が「カーボン」⇨「プラスチック」に変更されているようです。一般的に材料としてはプラスチックよりカーボンの方が強度が高く、適度な内部損失があるので不要共振は起きにくいので音質面としては好まれることが多いです。従って、ここは上位機種と差別化されている点になります。

 

イヤホンはカナル型になっており、イヤピースも2段式となっており密閉性の高く、低域も豊かです。一般的にイヤピースの密閉度は低域の音質を大きく左右する重要な要因になっています。

 

Svanar Wireless LE HIFIMAN

手のひらにのせるとこのような感じです。「LE」の上位機種同様にヒマラヤDACと同様のチップも搭載されているためか一見横からワイヤレスイヤホンの中では少し大きめのようにも見えます。ただ、実際に装着してみると全く感じさせません。実際にイヤホン重量は8gと軽くなっています。

 

Svanar Wireless LE 」のおすすめポイント

Svanar Wireless LE HIFIMAN

Svanar Wireless LE」のおすすめポイントはなんと言っても上位機種に引けを取らない「上品な音質」です。しかも上位機種「Svanar Wireless」の40%OFF価格でこの音質が得られるならコスパ抜群で満足度が高いです。

 

約8万円相当のHIFIMANが誇る圧倒的なラグジュアリーサウンドが4万円台で得られると思えば選択肢として入ってくるオーディオマニアも多いのではないでしょうか。

 

音質は上位機種同様にとても繊細さを感じ、特に中高域の煌びやかな音色は没入感を増してくれます。音の分解能がとにかく高く、こもった感じがなく曲によっては今まで気づかなかった楽器も区別できるレベルです。

 

低音についても豊富になっておりイヤピースのフィット感はもちろんのこと、イヤホンの形状がカスタムイヤホンのように特殊な形状になっており密閉度が高いです。それでいて、決してドンシャリではなくあくまで上品に音色を鳴らしてくれるイメージです。

 

やはり上位機種同様に「トポロジーダイヤフラム」を採用しており、ダイヤフラムの表面に特殊なメッキ処理を施し、表面に幾何学模様状の特殊メッキ処理することで、煌びやかで繊細な音質を実現しています。

 

また同社製ヘッドホンアンプやUSB-DAC/アンプに搭載されてきた「ヒマラヤDAC」を小型化(192kHz/24bitの高音質再生)し、完全ワイヤレスイヤホンに搭載されておりそのチューニングも音質にとても良い影響を与えているように思えます。

 

ノイキャンについても必要十分で普段使いで困らないレベルで静かになりますが、もともとのイヤピースでも密閉度が高いのでそれだけでも十分遮音性が高いと感じました。

 

ある程度の音量では人の声などは全然聞こえにくくなるので音楽に没頭できるかと思います。また、外音取り込み機能もあるので、外出時にはそちらの機能とうまく使い分けるのがおすすめです。

「Svanar Wireless LE」おすすめポイント

・上位機種「Svanar」から約40%オフしたコスパ抜群モデル

 

・ケースもブラウンに変更され、シックなデザインと生まれ変わり、材料面などの仕様変更などによりまた「Svanar」とも少し違った一面での音質を楽しめる


・振動板に「トポロジーダイヤフラム」を使用し、表面に特殊なメッキ処理・幾何学模様状の特殊メッキ処理を施すことで、煌びやかで繊細な音質を実現


同社製ヘッドホンアンプやUSB-DAC/アンプに搭載されてきた「ヒマラヤDAC」を小型化し、完全ワイヤレスイヤホンに搭載

・ノイキャン機能は通常使いには十分、イヤピースの密閉度が高いので遮音性は高い

Svanar Wireless 」と「Svanar Wireless LE 」の違い

項目 Svanar Wireless LE Svanar Wireless
周波数特性 10Hz – 35kHz 10Hz – 35kHz
ワイヤレス接続 Bluetooth 5.2 Bluetooth 5.2
Bluetooth プロファイル メーカー情報なし A2DP 
対応コーデック AAC, SBC AAC, SBC, LDAC
再生時間 – HIFIモード 約5時間 約4時間
再生時間 – ANCモード 約6時間 約6時間
再生時間 – 通常モード 約7時間 約7時間
充電ケースの追加給電 3回 3回
ANCノイズリダクション 約35db 約35db
重量(充電ケースのみ) 83.7g 83.7g
重量(イヤホン1ピース) 8.0g 8.0g
防水性能 IPX5 IPX5
筐体樹脂材料 プラスチック カーボン
参考価格 47,190円 79,860円

こちらがSvanar Wirelessとの比較になります。こちらの表の通り基本的には材料が「プラスチック」に変更になり、「LDAC」非対応になっている点以外は大きく異なっている要素はありません。

 

redo5151.hatenablog.com

 

Svanar Wireless LE 」の気になるポイント

Svanar Wireless LE HIFIMAN

今回気になるポイントをあげるとしたら、やはり上位機種同様に私の耳にはイヤピースのフィット感が良すぎる点ぐらいでしょうか。

 

正直な所、「Svanar Wireless」から大きく劣っていると思える箇所がなさすぎてデメリットが思いつきません。

 

むしろ「Svanar」の価格帯だと決して安いと言えるレベルではなかったので、なかなか手を出せるユーザーがいないと思っていたのですが、HIFIMANもこのリードタイムでここまで値段を早々に落としてうまく作ってきたな!と脱帽です。

 

それだけ、お値段以上の性能が維持されてしまっているモンスター級の高級イヤホンに部類されるモデルかと思います。

 

まとめ

Svanar Wireless LE HIFIMAN

今回はHIFIMAN JAPANの新型ワイヤレスイヤホン「Svanar Wireless LE」の実機レビューを紹介しました。

 

結論として、上位機種「Svanar Wireless」のいいところを継承しつつ生まれ変わったコスパ抜群モデルになります。

 

Svanarでは到底手が出なかったユーザーでもほぼ半値近い価格設定にしてくれているので、購入を検討する上で選択肢としては十分入ってくるレベルの商品になったかと思います。

 

このワクワクさせてくれる要素満載の「Svanar Wireless LE」。今までワイヤレスイヤホンのレビューを色々してきましたが上位機種同様にこの音質レベルを実現できているイヤホンはほぼ無いと胸をはって言えるぐらいには私は好きです。

 

ぜひオーディオ好きな方はぜひ体験してみてください。

 

 

上位機種「Svanar Wireless」のレビューは以下でしています。

redo5151.hatenablog.com