バランスのとれた音質と低遅延、防水性を両立し、コンパクトさも追求したコスパの良いワイヤレスイヤホンを探している方へ向けて、VGP 2021アワードにも輝いたSoundPeatsの「mini」の実機レビューを紹介します。
最近では、マツコの知らない世界でサウンドピーツの「Sonic Pro」が紹介されるなど、知名度もぐいぐい上がってきています。
私も、サウンドピーツ製のイヤホンはいくつかもっていますが、音質面と機能面、コスト面のバランスが非常によく、好きなメーカさんの一つです。
その中でも今回は「コンパクトさ・低コスト・機能」のバランスを絶妙にとったモデル「mini」を紹介します。
特に、テレワーク/オンライン授業/在宅勤務/Web会議の利用時間が増えている現在の状況にあわせて、よりクリアな通話を実現するためにAIノイズキャンセリング機能も追加しています。
値段も4千円台に抑えており、ワイヤレスイヤホン初心者の方ならメインとして使っても問題ない気軽に手の出しやすい価格帯になっています。
今回はコンパクトで通話にも使えるマイク性能も重視した防水ワイヤレスイヤホンを探している方へ向けて最新モデル「mini」の実機レビューをします。
・SoundPeatsの最新ワイヤレスモデル「mini」の実機レビュー
・コストはとにかく抑えつつもほどよい音質とWEB会議などの通話用としても使えるワイヤレスイヤホンを探している
価格別での人気ワイヤレスイヤホンは以下で紹介してます。
BA型搭載の最新モデル「Sonic Pro」の実機レビューも紹介しています。
SoundPeats(サウンドピーツ)の「mini」の実機レビュー
こちらが外箱になります。白いパッケージに前面にminiの外観が映っています。
SoundPeats(サウンドピーツ)の「mini 」の基本スペック
・充電コネクター:Type-C
・Bluetoothバージョン : Bluetooth 5.2(QCC3040)
・対応コーデック : AAC,SBC
・対応プロファイル:AVRCP,A2DP,HSP,HFP
・充電時間 : 1.5時間
・再生時間 : 約7時間(イヤホンのみ)
・再生時間 : 約27時間(ケース込み)
・防水:IPX5
自動:ケースから取り出す
手動:マルチボタンを約1.5秒長押し
・再生/一時停止⇒
自動:充電ケースに戻す
手動:イヤホンのマルチボタンを10秒長押し
・音量ダウン⇒L側のマルチボタンを1回タッチ
・音量アップ⇒R側のマルチボタンを1回タッチ
・曲戻し⇒L側のマルチボタンを約1.5秒長押し
・曲送り⇒R側のマルチボタンを約1.5秒長押し
・着信受話/通話終了⇒マルチボタンを2回タッチ
・着信拒否⇒マルチボタンを約1.5秒長押し
・通話切り替え⇒マルチボタンを約2秒長押し
・音声アシスタント⇒L/R側を3回タッチ
・手動ペアリング:6秒長押し
SoundPeats(サウンドピーツ)の「mini」の同梱品・イヤホンは
同梱品は「取り扱い説明書」・充電用の「USB-C」ケーブル、イヤーピース(S,M,L)です。
ケースを開けると、こちらのようにイヤホンが収納されています。SoundPeatsの「S」のロゴデザインがカッコよく刻印されています。
手のひらにのせるとこのようにとてもコンパクトで小ぶりなのがお分かりいただけるかと思います。手にのせた感触としてもとても軽い印象です。
イヤホンの形状は丸みを帯びた三角形の形になっています。耳に装着する側のハウジングの色より少し薄いブラックカラーになっており、オシャレです。
イヤホンのタイプは「カナル型」で横から見ると、お椀型形状になっています。
純正のイヤーピースは程よい硬さで、装着感も軽いのでとても快適です。
私の耳にはしっかりフィットしたので、低域の量感はφ6mmという小ぶりなドライバーの割には豊富に感じられました。
・耳に適度にフィットするので、豊かな「低域」を再現
・遮音性が高く、ノイズキャンセル要らず
・激しい運動をしても、耳から落ちにくい
■デメリット
・周囲の音が聞こえないので、電車のアナウンスなどを聞き逃しやすい
・耳への圧迫感がある
「カナル型」と「インナーイヤー型」の違い
タイプ | カナル | インナーイヤー |
密閉感 | 強い | 弱い |
装着感 | 強い | 耳にかけるタイプ |
低音感 | 強い | 弱め |
外音の聞こえやすさ | 聞こえにくい | 聞きやすい |
イヤホンのタイプは大きく分けて”カナル型”と”インナーイヤー型”の2種類に分類されます。
両者の音質面での大きな違いは「低音感」「装着感」そして「外音の聞こえやすさ」です。
密閉感の強いカナル型の方が、人によっては圧迫感を感じやすい一方で、ノイキャンのように外部の雑音が聞こえにくかったり、「低音感」をうまく引き出せる傾向があります。
SoundPeats製「mini 」のケースサイズは
同梱されているワイヤレスイヤホンのケースは外観はとても小さくコンパクトです。
ただし、いくら防水対応とはいっても振動板側に水が浸入することは音質劣化にもつながるので、基本的には長く使うためにも濡らさないようにしましょう。
こちらのように名前の通り「mini」は小さく、手のひらにスッポリ収まる非常にコンパクトサイズです。ジーパンのポケットにも簡単に収まるぐらい小さいので、気軽に持ち運べます。シャツの胸ポケットにも余裕ではいります。
「mini」の充電コネクターは最近の標準になりつつある「USB-TypeC」に対応しています。TypeCコネクターは裏・表を気にしなくていいので、ラクです。
USB規格「USB-Type-C」について
USBはユニバーサル・シリアル・バス (Universal Serial Bus) という規格の略称で、多くのPCやスマートフォン等に採用されている周辺機器接続のための国際規格です。
スマートフォン周辺機器として現在使われているUSB端子 (USBのコネクター部分) には大きく分けて、USB Type-A、Micro USB、USB Type-Cという3種類の形があり、USB Type-AはノートPC、Micro USBは一部のスマートフォンやデジタルカメラ等に多く採用されてきました。
その中で最も新しい端子の規格が2014年8月に登場したUSB Type-Cです。USB Type-AやMicro USBと違い、USB Type-Cは上下対照の形でリバーシブルに使える構造となっており、最新のスマートフォンやMacBook等に採用されています。
「mini」の製品重量は
イヤホンを含めた本体の重量は”33.3g”で、31gである「Air3」の次に最も軽くなっています。実使用上はほとんど差は感じられないほどです。
イヤホン本体の重量は"8.4g"で、アンダー10gの超軽量タイプです。
ノイキャン機能があるとマイクなどの集音が付属する構造上、重くなりがちなので、耳への負担が少ないイヤホンを探してる方へおすすめです。
ケース重量(本体込み):33.3g
イヤホン重量(L・R):8.4g(片耳:4.2g)
SoundPeats製ワイヤレスイヤホンのスペック比較表
スペック表 | mini | Air3 | Sonic Pro | TrueAir2+ |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 | 5.2 | 5.2 |
カラバリ | ||||
コーディック | SBC,AAC | SBC,AAC,aptX,aptXadaptive | SBC,AAC,aptX,aptXadaptive | SBC,AAC,aptX,aptXadaptive |
防水 | IPX5 | IPX5 | IPX5 | IPX4 |
重量 | 片側:4.2gケース込:33.3g | 片側:4g ケース込:31g |
片側:6g ケース込:47g |
片側:4.3g ケース込:41.1g |
再生時間 | 本体のみ:7時間 ケース込み:20時間 |
本体のみ:5時間 ケース込み:17時間 |
本体のみ:5時間 ケース込み:15時間 |
本体のみ:5時間 ケース込み:25時間 |
充電時間 | 1.5時間 | 1.5時間 | 2時間 | 1.5時間 |
イヤホンタイプ | カナル | インナーイヤ | カナル | インナーイヤ |
駆動方式 | φ6mmダイナミック | φ14mmダイナミック(バイオ振動板) | デュアルBA型 | φ14mmダイナミック(バイオ振動板) |
価格 | 4,580円 | 5,380円 | 6,880円 | 5,280円 |
スペック比較
このモデルの中で音質面を追求するならドライバー口径がφ14mmと大きく、振動板にバイオセルロースを採用しているTrueAir2もしくはAir3がおすすめです。
さらに歪が少なくクリアな音質を追求するならデュアルBA型(バランスドアーマチュア)を採用しているSonic Proもおすすめです。こちらのモデルはマツコの知らない世界でもおすすめイヤホンとして紹介されています。
コスト最優先で音質面は平均点以上で、WEB会議などの通話用などその他の機能も必要十分で使う&コンパクト性能を重視するならminiがおすすめです。
SoundPeats「mini」のおすすめポイント
VGPアワードも受賞した小ぶりな実力派のイヤホン
SOUNDPEATS Miniは、国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワード「VGP」で入賞しています。
コンパクトだけど機能はしっかり備え、デザインもカッコいいことが評価されたのだと思います。
また、イヤホンの中では小型に分類されるφ6mmのドライバーを採用している割には、付属のイヤーピースや音質チューニングをうまく行うことで、低音感はしっかり感じられました。
ボーカル重視の中高域よりの音質
周波数と音の関係
KingGnu,YOASOBI,ずとまよ,優里,BUMPなどの邦楽ロックを中心に聴いてみました。
先ほど小ぶりながらも低域はでていると述べましたが、重低音という観点からは少し音は軽く感じられました。
その一方で、明るさに関係するボーカル音領域がしっかり前に出てくるので邦楽ロックやJ-POPを聴くにはちょうどいいチューニングになっています。聴き疲れもしにくく、声が聞き取りやすいので通話にも向いています。
ピアノ、ギター、ベースの音も綺麗に響きます。一方で、音像感、定位感はあまり感じられませんでした。
この価格帯ということを考えると、十分に楽しめる音質になっています。
「mini」は安定した通信の接続性で電車でもほとんど途切れない
端末から伝送してきた電波が直接に受信される"MCSync左右同時伝送"に対応するため、従来のチップより遅延と音飛びが改善され安定性が大幅に上昇し、より使いやすい製品へと進化しています。
Bluetooth 5.2に加えて、通信スピード・通信範囲とも飛躍的に向上し、音飛びや途切れを最小限に抑えられます。繁華街の中もしくは朝の満員電車でも快適に音楽を楽しめます。
さらに、AI機能を強化したプロファイル搭載のプロセッサーが、5,000万種類以上のバックグラウンドノイズを低減しながら、ボーカルの高調波を保持することで、通話中の雑音や周囲のノイズをしっかりと抑制しています。
どんな環境でもクリアな音声コミュニケーションを実現、相手の声を聞き取れます。
まとめ
値段が安く、コンパクトで手軽に使えて、音質も通話時の声もクリアなイヤホンを探している方へ向けて、SoundPeats製の「mini」の実機レビューを紹介しました。
4000円台という価格帯でこれだけのイヤホン性能や音質バランスを備えた機種も少ないので、ユーザーの財布にも優しい気軽に手の出せるワイヤレスイヤホンかと思います。
おすすめポイントでも解説したとおり、小ぶりながら低域感のあるボーカル音重視の音質で、機能性含めて性能に偏りが無く、それぞれの機能が平均点以上を取っている満足度の高いイヤホンと言えます。
mini
mini特徴
J-POPにおすすめなボーカルよりの音質
コンパクトで片耳わずか4gの快適な装着感
満員電車でも途切れにくい通信技術
防水機能(IPX5)も搭載で間違って洗濯しても壊れません
音質
通信安定
バッテリー
防水性(IPX5)
マツコの知らない世界でも紹介された「SonicPro」の実機レビュー紹介
最新モデル「Air3」の実機レビュー紹介
「TrueAir2+」のレビューは以下で紹介
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