新発売されたSoundPeats製の「Air3 Pro」の実機レビューを紹介します。
新作のSOUNDPEATS Air3 Proは、販売実績20万台に突破したハイブリッドANC機能付きのSOUNDPEATS T2に基づいたモデルになります。
今回紹介する「Air3 Pro」は外観や音質面としては「Air3」からノイズキャンセリング機能(最大-35dB)をプラスし、インナーイヤーからカナル型にすることで低音をよりブーストしたコスパ抜群のモデルになります。
電車やカフェなど人込みの多い場所で周囲のノイズを遮断し、安静のリスリング環境を作り出します。
最大35dBのノイズ低減性能を持ち、業界高水準のANCイヤホンに相当するANC効果を発揮しています。
また、本モデルでもサウンドピーツ独自の技術による音を繊細に再現できるバイオセルロース振動板を採用し、超軽量でコンパクトな構造を用い、高音質の実現した一方、快適な装着感をしっかり保っています。
機能はアップしても値段はノイキャン付きでなんと定価6,480円という価格へ抑えており、お財布にも優しいワイヤレスイヤホンです。
通常であればノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスイヤホンはSONY、APPLE、BOSEなどをはじめとし2万円台で売られることが多いので破格の値段設定です。
今回は小型でノイキャン付のワイヤレスイヤホンを探している方へ向けてコスパの良い最新モデル「Air3 Pro」の実機レビューをします。
・SoundPeatsの最新ワイヤレスモデル「Air3 Pro」の実機レビュー
価格別での人気ワイヤレスイヤホンは以下で紹介してます。
BA型搭載の最新モデル「Sonic Pro」の実機レビューも紹介しています。
SoundPeats(サウンドピーツ)の「Air3 Pro」の実機レビュー
SoundPeats(サウンドピーツ)の「Air3 Pro」の基本スペック
・充電コネクター:Type-C
・Bluetoothバージョン : Bluetooth 5.2(QCC3046)
・対応コーデック : AAC,SBC,aptX,aptX adaptive
・対応プロファイル:HSP,HFP,A2DP,AVRCP
・低遅延モード搭載(ゲームモード_60ms)
・充電時間 : 1.5時間
・再生時間 : 約6時間(ケース込みで24時間)
・防水:IPX4
・再生/一時停止⇒イヤホンのマルチボタンを2回タッチ
・音量ダウン⇒L側のマルチボタンを1回タッチ
・音量アップ⇒R側のマルチボタンを1回タッチ
・曲戻し⇒L側のマルチボタンを約1.5秒長押し
・曲送り⇒R側のマルチボタンを約1.5秒長押し
・着信受話/通話終了⇒マルチボタンを2回タッチ
・着信拒否⇒マルチボタンを約1.5秒長押し
・通話切り替え⇒マルチボタンを約2秒長押し
・音声アシスタント⇒R側を3回タッチ
・ゲームモード⇒L側を3回タッチ
Bluetooth コーデックが「aptX」なので、圧縮率は少なめで、より高音質になっています。
コーディックによる圧縮・音質の違い
SBC:音楽視聴の“標準”コーデック
AAC:圧縮率は同じで“高音質”なコーデック
aptX:圧縮率少なめで“もっと高音質”なコーデック
aptX adaptive:圧縮率少なめ&低遅延
aptX HD:ハイレゾ対応の“超高音質”なコーデック
LDAC:ハイレゾ対応の“神音質”なコーデック
つまり、今回採用されているaptX adaptiveは”「ハイレゾ以外で最も高音質」かつ「低遅延」なコーディック”といえます。
“aptXシリーズ”のコーデックに新しく加わったaptX Adaptiveは、データ転送時のビットレートを可変させながら伝送する技術です。「Air3 Pro」も最新のaptX adaptiveが採用されて、電波の安定性は抜群です!
従来のaptXではビットレートが352kbps/384kbpsに固定されていたため、通信が混雑する場所や時間帯など環境によっては音の途切れやノイズが発生する場合がありましたが、aptX Adaptiveではリスニング環境の電波状況やデータ量に応じて転送ビットレートを280kbpsから420kbpsの間で可変させることで、安定して遅延の少ないオーディオリスニング環境が実現できます。
SoundPeats(サウンドピーツ)の「Air3 Pro」の同梱品・イヤホンは
同梱品は「取り扱い説明書」・充電用の「USB-C」ケーブルです。インナーイヤータイプなので、イヤーピースは付属しません。
ケースを開けると、こちらのようにイヤホンが収納されています。L,Rとわかりやすくロゴが刻印されています。
手のひらにのせるとこのような感じです。外観はAir3と同じように見えます。
イヤホンの形状は初代AirPodsと似たインナーイヤータイプでSoundPeatsのロゴの「S」がシャンパンゴールド色に輝いておりカッコいいです。下の端の部分がメタリックになっています。
SoundPeats製「Air3 Pro」のケースサイズは
同梱されているワイヤレスイヤホンのケースは外観は横に少し伸びた丸みを帯びた長方形型になっています。
ノイズキャンセリング機能がついているのにも関わらず手のひらにスッポリ収まる非常にコンパクトサイズです。
ジーパンのポケットにも簡単に収まるぐらい小さいので、気軽に持ち運べます。シャツの胸ポケットにも余裕ではいります。
「Air3 Pro」の充電コネクターは最近の標準になりつつある「USB-TypeC」に対応しています。TypeCコネクターは裏・表を気にしなくていいので、ラクです。
USB規格「USB-Type-C」について
USBはユニバーサル・シリアル・バス (Universal Serial Bus) という規格の略称で、多くのPCやスマートフォン等に採用されている周辺機器接続のための国際規格です。
スマートフォン周辺機器として現在使われているUSB端子 (USBのコネクター部分) には大きく分けて、USB Type-A、Micro USB、USB Type-Cという3種類の形があり、USB Type-AはノートPC、Micro USBは一部のスマートフォンやデジタルカメラ等に多く採用されてきました。
その中で最も新しい端子の規格が2014年8月に登場したUSB Type-Cです。USB Type-AやMicro USBと違い、USB Type-Cは上下対照の形でリバーシブルに使える構造となっており、最新のスマートフォンやMacBook等に採用されています。
「Air3 Pro」の製品重量は
イヤホンを含めた本体の重量は”37g”で、ノイキャン付きとは思えない軽量タイプです。
イヤホン本体の重量は"10g"で、軽量タイプです。
ノイキャン機能があるとマイクなどの集音が付属する構造上、重くなりがちなので、耳への負担が少ないイヤホンを探してる方へおすすめです。
ケース重量(本体込み):37g
イヤホン重量(L・R):10g(片耳:5g)
SoundPeats製「Air3 Pro」のおすすめポイント
Air3Proのおすすめポイントは上に挙げているように色々ありますが、私が実際に使ってみていくつか絞りましたのでそちらを紹介します。
低価格帯でノイキャン機能「-35dB」搭載!
まずは何といっても本モデルの一番の注目ポイントである「ANC機能」です。
「高水準のANC効果搭載、静寂のリスリング空間へ」業界高水準のANCイヤホン(売価2万円以上)に相当するANC(アクティブノイズキャンセリング)効果を搭載しています。
通話ノイズキャン技術と違い、通常使用でも外部のノイズを逆位相の波形でキャンセルして消音し、最大35dB(精密検査による結果)のノイズ低減性能を持っています。
私も実際に地下鉄などで聴いてみましたが、確かに電車の車輪の音やエアコンの音が低減されていることがしっかり体感できました。
ANCは値段相応、もしくはそれ以上です。静音までとはいきませんが納得の機能でした。ANC特有の耳の圧迫もなく不快感のないレベルです。
バイオ振動板を採用した低音豊かでクリアな音質
サウンドピーツではおなじみとなってきましたが本モデルもφ12mmのバイオセルロースを採用しています。
これにより自然な低音感と音の分離がよい、クリアな音質を実現しています。繊細で解像度の高い美しい中高域再生に加え、直線性のよいフリーエッジの採用で振幅の大きい低中音域も忠実に再現しています。
カナル型で密閉度を高め、少し大きめのドライバーφ12mmを組み合わせることで低音感を補っています。エッジにはTPUを用いることで、上下振幅の対称性もよく、うまく設計されています。
Appleの純正イヤホンでも使われている”バイオセルロース振動板”音の分離がよくクリアな音質になる特徴があり、最も評価が高い振動板のうちの一つです。
私も過去にヘッドホンのドライバー設計経験がありますが、音色として個人的に最も好きな音質の一つが”バイオセルロール振動板”です。他の単層のフィルムタイプとの差は歴然です。
「Air3 Pro」低遅延のゲーミングモードにも対応でスマホゲームも快適!
QCC3040チップセットと安定性を顕著に改善されたaptX Adaptiveの組み合わせで、ゲームでのレイテンシが60msまで低減し、遅延もほとんど感知できなくなります。
フォートナイトでFPSでの敵の足音や、絶妙なタイミングが重要となるリズムゲームなどでの快適なプレイ環境を実現します。
音楽やゲームをプレイするシーンにおいてもストレスなく楽しめます。
おすすめのゲームアプリは以下で紹介しています。
低域豊かでクリアな音質
前作のAir3と比べてカナル型に変更していることで小口径にしては低域が豊かに響きますが、あまり主張しすぎるわけではない馴染む低音です。
ボーカルが前に出てくる音質でどちらかといえば中高音域が目立つタイプです。
ピアノ、ギター、ベースの音も綺麗に響きます。高音もハッキリ鳴っています。強調されている感も少なく、とても自然な鳴り方です。
しいてデメリットをあげるとすれば、インナーイヤーからカナル型へ変更したことで、低域はブーストされている一方で少しこもる印象も受けました。ドライバーの背面にノイキャンのスペースが確保され少しハウジング内の不要共振が出てしまっているかもしれません。
やはりノイキャンを搭載するのであれば空気負荷があがってしまう分を無理せずもう少し背面の容量を増やしても良いかもしれません。
この価格帯ということを考えると、全体的には満足度の高い音質と言えます。
まとめ
高音質と通信の安定性、防水性を両立し、コスパの良いワイヤレスイヤホンを探している方へ向けて、SoundPeats製の「Air3 Pro」の実機レビューを紹介しました。
おすすめポイントでも解説したとおり、多機能かつノイキャン付きでなんと定価6,480円という価格へ抑えており、お財布にも優しいワイヤレスイヤホンです。
ワイヤレスイヤホン自体使ったことがないという方だけでなく、ノイキャン初心者の方へもコスパが良いのでおすすめできる実力派イヤホンです。
Air3 Pro
Air3 Pro特徴
業界高水準のANCイヤホン(売価2万円以上)に相当するノイズキャンセリング機能
前作からバイオ振動板を引き継ぎ、低歪
AptX Adaptive・低遅延モード搭載
外音や電車アナウンスも聞こえる耳への圧迫感の少ないインナーイヤータイプ
防水機能(IPX4)も搭載で間違って洗濯しても壊れません

音質
通信安定
バッテリー
ノイキャン
他にもおすすめのワイヤレスイヤホンを紹介しています。